幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

佐賀の旅へGO! その2(佐賀城址)

2023-03-17 | お城

佐賀藩は、日本の近代化に大いに貢献した歴史がある。

佐賀城の往時を伝える遺構は多くはないが、本丸御殿の一部が復元され「佐賀城本丸歴史館」として公開されている。

海外の技術を取り入れるのに積極的だった藩であり、優れた人材が輩出されていることが学ぶことができる。

 

佐賀藩十代藩主「鍋島直正」の銅像。

 

現存する遺構「鯱の門」

分厚い板には、江藤新平などが主導した「佐賀の乱」の戦闘で撃ち込まれたされる弾痕が残っている。

この穴はちょうど手の届く高さにあり、見学者が指を突っ込んでみるらしい・・・。

 

鯱の門から広場に入ると、復元された本丸御殿の玄関が見える。

ここが「歴史館」入口になる。

 

玄関脇には、佐賀藩が輸入し複製した大砲(臼砲、アームストロング砲)のレプリカが展示されている。

戊辰戦争ではよく活躍した大砲だと言われる。

 

内部に入る。

南廊下と外御書院(大広間)の広さには度肝を抜かれる。

畳敷きの廊下は畳4枚の幅がある。

大広間は、一之間から四之間まで通してみるととんでもなく遠くに見える。

 

ぐるっと館内を周っていくと、昔そこにあった建物の位置を表示された空き地がある。

びっしりと建物が立っていたことが分かる。

 

外に向って目をやると土塁が見える。

さらにその外側が「堀」になっているようである。

 

古い絵図をみると、堀が城をぐるりと囲んでいたのがわかる。

天守もあったが火災により焼失し、その後再建されず天守台のみが残っている。

 



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