長良川の鵜飼い観覧船の近くに「長良川うかいミュージアム」がある。
後になって思うと、このミュージアムを見学してから「鵜飼」を観る順番の方が良かった。
長良橋のたもとから「長良川プロムナード」という、川沿いの遊歩道を行くとミュージアムが見えてくる。
陽射しを遮るものが何もなく暑さには参ったが、脇を流れる長良川の景色が多少涼しさを感じさせてくれる。
土手を越えたところにあるミュージアムは、鵜のような黒を基調にしている。
ロビーに展示されている、鵜匠の装束を付けたマネキン、鵜を入れる籠、かがり火など。
内部には、鵜飼や鵜匠、鵜舟などについて知るための、説明パネル、写真、動画など豊富に公開されている。
原寸大の鵜舟の置かれたシアターでは、大画面の映像と音により鵜飼を体感出来る。
一段下のフロアからは、水中で鵜がアユを獲る様子の映像を見ることもできる。
また、寝転がって、2Fのラウンジからは長良川、金華山(岐阜城)の景観を楽しむことができる。
建物の外に出ると、鵜飼で活躍する「鵜」を観ることができる。
さて、実際に鵜飼を見て、鵜飼ミュージアムを見て、いろいろなことを知ることができた。
●鵜飼は「1300年」もの歴史がある。
●鵜匠は現在「6人」、その鵜飼の技術は世襲で代々その子に伝えられている。
●鵜匠は「宮内庁に所属」し、式部職という職にある。
●鵜飼に使われる鵜は、野生の「海鵜(ウミウ)」を茨城県で捕まえてきて訓練している。
浅学な自分は、恥ずかしいことに、以上のことは今回の旅(体験)を通して初めて知ったのだった。