雨のせいか…ちょっと、こんな気分
昨夜の番組『司馬史観の功罪』のなかで、ある作家(ゴメン、お名前忘れた)が
「この作品がいつ、書かれたか、それが大事なんです。歴史を読むということはそこが
大事な事なんです!」と、いわれた言葉を何度も思い返しています。
旅順攻略で、高校生の時読んで感動した与謝野晶子の詩『ああ、君死にたもうことなかれ』
を、思い出し…あの時代、日露戦争時代(20世紀初頭)あんな風に戦争批判、天皇への
正直な思いを発表できる“その勇気”に、またまた驚いています。
国をあげて富国強兵を叫んでいる時代に…
『…すめらみことは、戦いに
おほみづからは 出でまさね
…
死ぬるを人のほまれとは
大みこころの深ければ
…
もとより、いかで思されめ』
第2連のこの数行、すごくないですか??
なんでもありの今の時代では、ないのですよ
国賊と呼ばれ、命も奪われかねない、あの時代にこんなにはっきり
ものを云う女性がいたなんて…その勇気に脱帽です
何だか、明治維新の頃のわかい志士たちを、思っても…
同じ民族とは思えない?!自分を含めてね