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自衛隊幹部の国政への発言問題(政府歴史見解への反乱)

2017年08月31日 | 改善したいね

昭和53(1978)年 - 栗栖弘臣統合幕僚会議議長の週刊誌への「自衛隊が超法規的行動をとることもあり得る」の発言。統幕議長になった昭和53年4月、尖閣諸島に対する侵犯事件が発生のちの非常時立法の発言に繋がった。スクランブル体制下の自衛官の心情に託し、政治家-内局の無策無能と職務怠慢に警鐘を鳴らしたもの。シビリアンコントロールを逸脱するものとして金丸防衛庁長官から解任。週刊誌に意見を言うのではなく、問題点を整理し、きちんと報告書を上げる必要がある。

2008年に航空自衛隊幹部(統合幕僚会議議長)の田母神俊雄がアパ日本再興財団第8回 「真の近現代史観」懸賞論文募集に応じ優勝する。現役自衛隊幹部が政府見解と反する論文を発表・公開した問題である。しかも防衛大学の卒業である。

統合幕僚会議議長の解任はこの2つの事件がある。どちらもシビリアンコントロールを逸脱して解任するのはもっともである。
どちらも統合幕僚会議議長の立場を理解していない。

その上、後者は論文内容は第二次大戦後、過去の軍国主義に対して見直した政府見解を異にした私見を公の論文として発表したことに問題がある。統合幕僚会議長とあろう軍幹部で兵士に武器装備を命令し、クーデターを起こすことも可能である。また、軍人教育などの指導にも改変できる立場である。政府を是としないものが上に立つことは非常に危険性がある。これを田母神氏自身は言論の自由は憲法で保障されており、私の言っていることは間違っていない、これを統制するのは北朝鮮の圧政と同じであるのような意見を持っていたそうである。つまり、自分の立場も心得ていない軍人であり、非常に危険な軍人であることがわかる。首になって当然であるが、自民党は参議院議員として国会議員にまでさせた。その後、お員として金にまつわることで問題を起こしたように人間的にも疑われる事件があった。
このような人間が防錆大学を卒業し幹部になるのは、防衛大学内の教育に問題があるとしか考えられない。同類の人がまだまだ隠れているとしたら。自衛隊が、戦前の軍隊になる危険を有していることが懸念される。

基本的には軍人(自衛隊)は命令に従って行動すべきで、自分の意見で行動してはいけないのが基本である。

 

~~~~~<by やじさん>~~~~~~~
調べれば調べるほど、難しく事件である。威勢の良い不平不満ばかり自衛隊幹部がいるのはシビリアンコントロール上問題が多い。

コメント
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