Counting Blessings

シンガーソングライター Yumiko Beckの
活動やあれこれ。

ジャズピアノ講座

2010年08月04日 | 日記
国立音楽大学で、毎年社会人のための夏期講習が開かれています。
ピアノ、声楽、音楽療法、音楽教育…と、分野は多岐に渡り、
受講には特別な条件もなく、誰でも受けられます。
生涯学習の一環、という事でしょうか。

さて、この中にジャズピアノの講座があり、
聴講してみました。

ジャズピアノ。

もともとはオリジナルにちょっとジャジーな感じを取り入れたい、とか
アドリブが弾けるようになりたい、とか
ヨコシマな気持ちで、ちょこっとかじっては挫折。
また、ちょこっとかじっては…を、くり返していました。

やっぱり「かじる」くらいでオイシイとこを頂こうなんて、
そんなヨコシマな心構えじゃ身に付かないなぁ~と実感。

ジャズピアノを弾くと言うのは、新しい言語を習うのと
一緒なんだそうです。

まずはボキャブラリーを覚える事。
そして、量稽古。

講座の内容は盛りだくさんでした。
すごくたくさん、今の私に必要な事を教えてもらったと思います。

あとは、これをちゃんと指に落とし込んでいかないとね。
しかし、これこそが一番大変な所。
目の前の事に追われるうち、今の熱い気持ちが
みるみる遠ざかってしまうのです。

ピアノの練習って、ぜんぜん緊急事項じゃないですから。
今日一日やらなくたって、ぜんぜんどうって事ないわけです。

そして、そうするうち、またあっと言う間に月日が過ぎて行く~~~。
こういう循環に陥ります。

この罠については、
様々な事柄で、何度も経験済みです。

ただ、一つ、こういう怠け心を回避する方法は、
その活動そのものの中に、楽しみを見つけ、没頭する事。

なになに?
そんなの当たり前じゃないかって?

いえいえ、そうでもないんですよ。
それについては、また次回、お話しする事にします。
人のモチベーションについてのお話。

今日の所は、ジャズ山の麓に立って、
ボーッと見えない頂上を見上げている私、という図でまとめとします。

そうそう。
講師の先生は、椎名豊さん。
すっごいシビれるピアノを弾く方です。
骨太で、真摯。
アスリートだなぁと、感じました。