Counting Blessings

シンガーソングライター Yumiko Beckの
活動やあれこれ。

自転車なくなる→見つかる

2011年01月29日 | 日記
暮れに自分へのクリスマスプレゼントとして買った自転車
乗る度に幸せな気持ちになっていた、あの自転車

これが、昨晩なくなってしまいました。

私の利用する駅は、駅前に自転車置き場があるにはあるのですが、
これがすぐに満杯
それで、いつもゴメンナサ~イ!と思いながら、西友にとめていました。

昨日も、お昼前にちょこっと置かしてもらって仕事へ。
なんやかんやで戻りが夜も8時過ぎになったでしょうか?

寒い寒い~ブルブル~~
早よ帰ろう~~なんて思いながら、自分が置いた辺りを見てみましたが・・・

・・・

ないっ


そんなバカな


まさか、盗まれた?!


もしや最近ぼやっとしてるから、置いた場所を勘違いしてるのかも、と
西友の周りをぐるぐるぐるぐる何周も。
一台一台丹念に見て歩きましたが、それらしい自転車はどこにもありません。

あぁ~~
やっぱりどこにでもあるような白い自転車にしたのがそもそもの間違いだったか。
オレンジかなんかの目立つ色にしておけば、
みんな憚って持って行かなかっただろうに。

ちょうどあれを買った頃「シンプルに生きる」という本を読んで、かぶれて、
「持ち物の色使いもシンプルにしよう!」とか思ってた頃でした。

まぁ、そんなこんなで1時間以上、寒空の下でグルグルグルグル。
このまま探していても埒があかないし、風邪引いちゃうしと、交番へ行きました。
そしたら、防犯登録の番号があった方が見つかる確率が高いとの事だったので、
その場は諦めて家へ。
防犯登録には、確か500円くらい払ったけれど、
こんな番号のシールが貼ってあるからって何になるのかしら?
などと、半信半疑でしたが、まぁ、購入時の書類を持って出直す事にしました。

もう、すっかり気分は落ち込み、身体はぐったり疲れていました。

さて、一夜明けて今日。
朝から出かけていたのですが、夜は友人たちと会食で、
楽しい時間を過ごし、またすっかり遅くなってしまいました。

そしたら、交番はもうクローズ。
あれぇ、交番って24時間営業じゃなかったんだ~なんて、新たな発見をしつつも、
家まで徒歩20分の帰り道。
自転車を探しながら帰ろうかなぁなんて思いながら、
駅前のコンビニの横にふと目をやると・・・

見慣れた自転車が。

恐る恐る鍵を差し込んだら、解錠しました

信じられない気持ちで乗って帰って来ました。

ところで、家へ帰ってから、カバンの中の防犯登録の書類を見ますと、
間違えて夫の自転車の書類を持って行ってたと言う事が判明しました。
交番が開いていたら、またそこで面倒くさい事になる所でした。

それにしても、不思議です。
高々自転車一台の事なのですけれど・・・

なくなった日には、まるで自分って何から何までついていない可哀想な人に思えたり。
もしや自分のあの事に対するあの態度が悪かったから、
これはその報酬なのだろうか、なんて考えたり。

いえ、頭ではちゃんと分かっているのです。

自分がいかに感謝すべき多くの事柄に囲まれているか、とか、
神様は、これやったからこの罰を、とかそんな方じゃなく、
どこまでも恵みに富んでいる気前の良い方。
何しろ、ひとり子までも下さる方なのですから。

分かっているはずなのですが、
こんな、ある意味小さな出来事の前にして、
自己憐憫に身を委ねてしまいそうになる自分がいました。



聖書には多くの人物が出て来ます。
最近読んだ所では、創世記のヨセフ。

兄たちの嫉妬から、エジプトへ奴隷として売られてしまいます。
その売られた先で、前向きな立派な働きをし、認められるのですが、
美男子が災いして、主人の妻に言い寄られてしまい、主人にあらぬ疑いをかけられて監獄へ。
監獄でも立派な態度で看守の信頼を得ますが、
監獄の中で力になってやった人が出獄する際、口添えを頼みますが、
それも忘れられてしまいます。

これでもか、これでもかと襲って来る不運の先には大逆転があるのですが、
彼の耐性の強さには目を見張るものがあります。

私ってちっちゃい。

と、つくづく思う夜。

とは言え、今晩は幸せな気持ちで眠りにつけそうです。
オヤスミナサ~イ。