母の話

今、広島県吹奏楽コンクール会場に到着しました。

これからスマホの電源をオフにします。


同じお題で書きましょう。8月15日のお題はもものすけさん出題の「両親の呼び方」です。
沢山の方のご参加をお待ちしています。


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部屋に「クーラーを着けようか？」と、言っても、毎年拒んでいた母が
「クーラーはなんぼうするん？」と言ってくるほど今年は暑い。で、急いで
家電量販店に行き「直ぐにつく６畳用」と云う、なんともえい加減な注文をした。
１番安い奴じゃないが、３番目に安いものだけが店に在庫があり、翌日についた。

そんな母は９０歳なのだが、年を取ってから「知っとる？」とか「知るまあ！」と
何故かパパを小馬鹿にしたような言い方をしてくることが多いんよ。なんも知らん
子供じゃ思うとるんか？自分がなんでも知ってる偉い人じゃ思いだしたんか知らんが
兎に角ものの言い方が、可愛くない。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は、なんて言うんか知っとる？」と訊くので
「百合の花じゃろう。誰でも知っとるわいね！馬鹿にしんさんな」と言うと
「へ～よぅ知っとったことよ」と抜かすけえね、可愛ぅない。じゃがなんで知らんって
思うたんじゃろうか？そこが知りたいので、そう訊くと、「ふん」と返事をせん。

ある時、新しいパン屋が出来ていて「どこそこに〇〇ベーカリーって出来たんじゃね」
と言うと、母が「タカギがね」と言う。
「タカギじゃないよ、〇〇って書いてあるじゃないね。〇〇ベーカリーよ」と言うと
「は～ぁ～」と、大きなため息をついて、こう続けちゃった。

「ほいじゃがあんたは、な～にも知らんのんじゃね。あ、の、ね、ベーカリー云うのは
タカギの名前。タカギの正式な名前はタカギベーカリー言うんよ。知らんのん？ったく。
じゃけいね、〇〇ベーカリーってベーカリーがついとるとこは、みなタカギなんよ。ええ
歳して、ベーカリーも知らんのん？あっ情けな」と、ため息をつきながら言いやがったｗ

こっちが情けないわ。なんぼパンが嫌いでも、それくらいは知っとる。

しかし、母のこれらの言動、ちいとボケが出てるんかね？９０じゃし当たり前か！




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