いやぁ~、久しぶりに映画を見てきました。
こういうくだりも久しぶりですね。
「牛首村」という、ジャパニーズホラーです。
2022/2/20に見に行ったので、公開すぐだったんですね。その割には、公開時間減っていたような。。。
私が住む北陸が舞台の映画で、北陸は11日から先行公開だったらしい。
「北陸地方最凶の心霊スポットとして実在する坪野鉱泉を舞台」
との事で、富山県魚津に実在する心霊スポットを舞台にした物語との事です。
映画「犬鳴村」、「樹海村」に続く「実録!恐怖の村シリーズ」の第3弾!!という触れ込み!
雰囲気はそっくりの3作目という感じでした。
樹海村については、以前、感想を書きましたが・・・まあ、ほどほどの内容ね。
さてっ感想です。
「樹海村」の時の感想で
「誰が誰だかわからない。はっきりとしたキャラ付けがないので、キャラクターを見間違う。とにかく時系列がおかしい。」
などなど、散々でした。
今回の牛首村はどうだったか?
この点については、登場人物もすっきり少なめ。役者さんもキャラクター性を持った人たちなので、はっきりしているといった、2時間弱の物語に対して「サッ」と入り込める内容でした。
この映画の話題は、主役のKokiさんだったりしますが。。。まあ、どんな人かは調べてください。
で、面白かったのか?
これって「ジャパニーズホラーだよね?」ってところ。。。いやっ確かにジャパニーズホラーなんですよ。
いわゆる、カメラの隅にチラッと映ったり、あってはいけないものが存在していたりする。。。よくよく見ると、背中がぞっとする奴。
そういう要素がちょくちょくある、あるんですよ、あったんだよなぁ~。
そう、前半30分くらいまでは。
それ以降、こういう描写が少なくなり、ホラーなのかドラマなのか、コントなのか?良くわからないものを見る羽目になった印象です。
なんというか、今考えてみると起承転結がはっきりしない感じなんですよ。
始まりのきっかけ、つまり「起」ははっきりしているんです。
じゃあ、「起」をから「承、転」に向かうため目的が必要だと思うのですが、お話しのなかで「なぜ、そうするのか?」が分からず・・・なんでか富山に行く羽目になるという、目的意識のない進行。
これがハッキリしていないので、それ以降は「目的のない」旅物語。
そして「なぜ牛なのか?」「なぜ、呪われるのか?」「呪われる人と呪われない人がいるのはなぜ?」など、話を盛り上げるために作り上げられた矛盾と謎。
樹海村で医者(役者 塚地さん)が、それほどかかわっていないにもかかわらず、呪われて死ぬという現象が今回もあります。
こういう点でしっくりこないんですよね。
「~~したから~~になる。この関係性から恐怖が感じられる」
というのがない。。。だから怖くないんですね。
ネタばれになりますが、祠のドアにある障子部分から沢山のてが「ば~ん」と出る奴。
それまでの話の流れと、全くかかわりがないので、もはやコントでしかないです。
そう、伝説の「八時だよ全員集合」の障子から沢山の手が出るオチの部分。これにしか見えないです。
もう少し論理的に話をつなげても良かったのでは?
と思ったりします。
どこに向かっているのか?と言われるとよくわからない。
ただ、映画の入りと終了部分が、他作品と同じような手法になっており、良くも悪くも余韻が残る作品だと思いました。
アニメでいうアバンと、Cパートって奴ね。
このCパートは「次回に続く!」って次回はないでしょという突っ込みになるので、あまり意味はないと思いますが。。。
「樹海村」と比べてみると恐怖の要素が少なくなり、グロテスクな表現も少なくなっている印象です。
そのため、さっくりみられる作品だと思います。
この作品群って、町おこし作品なのかな?
だったら良いのかな?(ってここは観光地にしちゃだめだろ)