ガッツ藤本(藤本正人)のきょうのつぶやき

活動日記ほど堅くなく、日々の思いをつぶやきます

コロナ・原油高・物価高  6月議会に提案している予算案です

2022-06-22 23:06:30 | 議会のこと


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さて、6月議会が6月7日~29日まで行われている。

初日に決まったこと

1.ウクライナ避難者支援・・・・・・・・・・・・・・・・総額1371万円

・避難者1人につき 一時支援金10万円+生活支援金(73720円~121420円)×6か月

※・市からの生活支援金は生活保護の場合に準じています。

  ・そのほか、日本財団よりウクライナ避難者には支援(1人25万円×4、住居費50万円までなど)が出ます。
日本財団 https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/information/2022/20220415-69433.html

2.子育て世帯生活支援のための5万円支給・・・・・・・・総額4億3528万円
(1)次のいずれかに当てはまるひとり親世帯など
   a 令和4年4月における児童扶養手当受給者(1740世帯見込み)
   b 公的年金受給により令和4年4月の児童扶養手当を受給していない人(150世帯見込み)
   c 令和4年4月の受給者には該当しないが、収入減少により受給者同様の収入になった人(300世帯見込み)
(2)ひとり親ではないが…
   a 令和4年4月の児童手当、または特別児童手当受給者で令和4年度の住民税が非課税のもの(3000世帯見込み)
   b 令和4年度末までに18歳(障害児は20歳)になる子の養育者で
                    令和4年度住民税非課税、または収入減少で相当の人
  (300世帯見込み)

合計5万円×8580世帯=4億2900万円 + それを支給するための事務費561万円

                以上は6月7日に可決されました。



つづいて、審議中の議案(29日に可決か否決か決まります)


+14億7074万円分の事業

1.生活困窮者自立支援金支給延長に伴う委託料の追加・・・・・+630万円

令和3年7月から開始した支援金支給。申請期間が3月末までだったのが、今年8月末まで延長された。
よってその関連事務を委託していく期間も延びて、委託費増額。(委託期間6月末⇒11月末に)
          支援金はじめ委託費等の諸経費総額は1億2605万円

2.子育て世帯特別一時金支給(R4、4、1生まれ児童に)10万円支給・・・60万円

国のコロナ対策として昨年12月議会で19歳未満児童に1人当たり10万円(所得制限あり)支給した。
が、対象児童が平成15年4月2日生まれ~令和4年3月31日生まれまでだった。
対象を学年で区切っている
のに国の制度では4月1日生まれは対象でなかった。
そこで、市で整合を図る。

対象児童は6人と見積もる。

3.自宅療養者への配食費・・・・・・・・・・・512万円(商品代)

コロナの自宅療養者には県が配食サービスをしている。が、すぐには届かない。
そのすき間を埋めるべく市が最初の2,3日分を防災備蓄品などから用意して配ってきた。が、もう配備が足りない。
そこでパックごはんやレトルト、即席めんを購入。令和5年3月末までで、450セット/月×9カ月分購入。
なお、現在は1日約20人分配布している現状。

※なお、本事業の経費は、周辺他市は商品・梱包・配送までを業務委託しているので1人につき2800円かけているが、
 本市は梱包・配送を市職員がやっているので、1人分に費やす費用が商品代の1300円しかかかっていない。

4.コロナ自宅療養者のための支援(パルスオキシメータ・酸素濃縮器)・・・・1469万円

自宅療養者に県がパルスオキシメータを配布してきたが、昨年10月から市が代行。
令和4年7月~令和5年3月いっぱい、1日100通×274日=1425万円見込み
酸素濃縮器を狭山保健所に貸与。5台×3カ月・・・44万6千円

5.市民医療センター自動遺伝子解析装置を追加・・・・・・・594万円

市民医療センターでは、今も発熱外来、PCR検査などしているが、もう一台追加して、検査数を増やす。
なお、解析装置はPCR検査以外にも、もちろん使える。

6.ワクチン接種事業経費(4回目接種)・・・・・10億2406万円

60歳以上または18歳以上で基礎疾患のある人、または医師が認めた人が対象。
3回目接種以降5カ月経過した人の接種券が届く。対象者数13万人を見込む。

内訳)
・事務委託料(郵送、梱包、その他の事務)      ・・・5億9919万円
・ワクチン接種委託料(医師配置から会場要員配置まで)・・・3億9920万円
・ワクチン移送委託料(基幹病院から個別接種委員までなど)・・・1267万円
・通信運搬費                    ・・・・・・1942万円

7.HPV(子宮頚がん予防)ワクチン接種費費用助成・・・・3億7159万円

いままで国はHPVワクチン接種の勧奨を控(ひか)えてきた。が、方針転換。
そこで、それまでの対象者含め接種。あわせて、自費ですでに接種した人へ費用返還。

・H9年度~H17年度生まれで、過去に計3回の接種を受けてない女子。
           自己負担なし・・・・・・接種費用3億582万円見込み。

・上記年齢の人で過去に自費で接種した女子。接種費用を助成します。
      1回あたり16990円上限で助成。証明書類なき場合15000円。

上記いずれも令和7年3月まで。

8.トトロのふるさとを守れ! クラウドファンディング諸経費・・・・3731万円

宮崎駿監督が散策しながら「となりのトトロ」を構想したと言われる「かみのやま」
区画整理事業でみどりが削減されるなか、少しでも緑を保全するため、その費用を募集する。
手法はクラウドファウンディング【購入型】。
スタジオジブリからは市に対して「となりのトトロ」の背景画が贈られる。
みなさまには、それを購入していただく形でみどり保全に充てていく。
b4判背景画5枚(額縁つき)25000円を1000セット用意。   

内訳)   公有地化費用として2500万円募るわけですが、費用が1231万円かかってしまうのです。
・2500万円(みどりの基金に積み立て公有地化に充てる)=みなさまからの購入(寄付)費
・561万円(背景画の印刷費)
・195万円(配送委託料)
・474万円(クラウドファウンディング参加費)

※ 本当は、単なる寄付を募って、寄付してくれた市民や市民以外にお礼として贈りたかった。
       それが、本当の気持ちでした。
        しかし、制度がそうはさせてくれなかったのです。
※ 理由
    ・背景画はあくまでお礼だ、と主張したが、価値あるものなので、返礼品に当たると国からいわれた。
      (本市が今やっているように「返礼品」でなく「お礼」のふるさと納税にしたかった)
 ・返礼品だとすると、所沢市民には渡すことができなくなる。
     (ふるさと納税はほかの自治体に住む人から分捕る制度なので、
                「自分の自治体の人には返礼品は出してはいけない」ことになっている。)
  ⇒ それは困る。市民にこそ寄付してもらいお礼の絵も贈りたいのだから。

そこで、「寄付型のクラウドファウンディング」にしようと試みると・・・
    
    ・市はそもそも「寄付型のクラウドファウンディング」はできない。それは、ふるさと納税扱いされる。(振出しに戻る)
     堂々巡りで、
     結局、
     ・
背景画を買っていただく形「購入型クラウドファウンディング」しか、背景画をお渡しできない、
 
ということになったのでした。理念があって制度ができたのに、それが本来の理念達成を阻んでしまう、何とも皮肉です。

ですので、「ふるさと納税」としても寄付を受け付けています。が、背景画はお贈りすることができません。
    絵はもらえなくても、寄付をするよ、 という方はぜひふるさと納税に寄付してください



以上が1~8までが本予算、


さらに、これから提案する追加予算(29日に可決か否決かきまります)

新型コロナ原油高、食料品高騰に対する追加予算
+15億4282万円分の事業


9.新型コロナ 住民税非課税世帯臨時特別給付金支給・・・・・・7億4169万円

・長引くコロナ。新たに令和4年度に住民税非課税になった世帯に1世帯10万円支給。
 昨年までになった世帯はすでに支給済みなので出ない。新たになった世帯に対して支給。
・コロナで家計急変し、上記と同じ状況の世帯にも。

10万円×7000世帯見込み=7億円(支給費)
その他事務関連諸経費=4169万円

原油高・物価高に対する支援

10.水道料金基本料2か月分免除・・・・・1億4485万円

水道局が市民に対し2か月分減免する。その分を市から水道局に補てんする。

11.生活保護世帯お米支援・・・・・1139万円

生活保護世帯には基本的には基準に従い支援はしている。しかし、物価高であるので、お米券を配る。
・単身・2人世帯・・・5kg分 ・3人以上世帯・・・10kg分

12.学校給食費2学期(4か月)無償に・・・・・・・・3億5782万円

         本市の給食

小中学生の給食を9月から12月まで市で払い、子育て世帯を応援する。
・小学生 計2億3104万円分                       
・中学生 計1億2597万円分・アレルギーにより弁当持参の家庭に81万円分

13.学校給食費値上げ分補助(給食センター・自校給食等へ)・・・・1億1596万円

12は今までの給食費。食材高騰で値上げの必要がある。その値上げ分は市が補てんする。
・給食センター分・・・8287万円分 ・自校・親子給食分・・・3309万円分

14.幼稚園・保育園等給食費の値上げ分補助(1人2万円分、園に)・・1億7112万円
私立保育園36園、認定こども園8園、地域型保育施設22園、私立幼稚園19園、認可外保育施設34施設
幼稚園類似施設2園   合計121施設に子ども1人当たり2万円補助 2万円×8556人

以上の予算案は、6月29日までの議会で可決、否決が決まります。


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