「体裁」(大辞泉)
1 外から見た感じ・ようす。外見。外観。「料理を―よく盛りつける」
2 世間の人の目にうつる自分のかっこう。世間体。みえ。「―ばかりを取り繕う」
3 それらしい形式。「企画書としての―をなしていない」
4 相手を喜ばせるような振る舞いや口先だけの言葉。「―を言う」
今朝、靴下に穴が開いておりました。出勤直後に気が付きました。
「ありゃま。今日、靴は脱げんな」と靴に履き直そうとしたら、その靴の踵も随分摺れていました。
“オシャレは足元から”などと言いますが、完全に失格なのであります。
「お前が結婚できないのは、乗っている車のせいだ。早く良いの買え」
2~3年前、先輩から言われた事があります。
「ハァ~?(゜Д゜ )?。車でモテるなら何台でも買いますわ」
と冗談でかわしましたが、その人に言わせれば、「もう少し体裁に気をつけろ」とのこと。
確かに私、体裁というかオシャレに疎いという残念な性格を持ち合わせているのは事実です。
さて、形態安定シャツが世に出てから何年になるでしょうか?すっかり毎日お世話になっております。
洗濯してから、パンパンと叩いて干すだけ。
お日様のチカラに任せるまま乾かし、シワは形態安定の機能に委ねるがまま。アイロンなどかけるはずもない。
ただ、残念ながら形態安定の機能も永遠ではないようです。
“形あるものは何れ壊れる”という悲哀は、形態安定シャツを以っても例外ではありません。
盛者必衰の理を顕すわけであります。
ということで、最近では、形態安定機能があったことなど全く偲ばれないシワだらけのシャツで過ごしております。
形態安定シャツの機能の限界について話をしたら、後輩から、
「当たり前でしょ。アイロンくらい掛けなさいよ」と怒られたこともあります。
かなりズボらな姿で、日々過ごしているのであります。
いつぞやの先輩のアドバイスではないですが、少し体裁にこだわった方がいいかもしれません。
さてさて、政府は、消費税増税への環境整備のためなのか、このところ色々な政策案を打ち出そうとしています。
その一環でしょうか、国家公務員の新規採用を4割超削減という報道もなされています。
増税のため、国が自ら身を切るという姿勢を見ようと、体裁ばかり取り繕うことに必死なのかもしれません。
一部のメディアは「増税のために、なりふり構わない姿勢」などと表現しています。
私の身なりの体裁と、増税のための体裁とを引っ掛けるのは、かなり無理があったかもしれません。
ただ、「どちらも中身が大事だよ」などと皮肉を言いたくなるのは、何れの当事者でもある私としては本音のところ。
増税のための体裁のほうは、何かと政争の具にされがちです。。。
「でも、訴えるべきことは、組合活動を通じて訴えなければならんなぁ。」
今朝は、いつの間にか、穴の開いた靴下を見ながらそんなことを考えていました。
で、私の身なりの体裁は、、。
靴下とシャツを買うべく、まずはユニクロに走ることから始めようと思います。
【Ikemotto=@】