早いもので、地震から1年・・・。1年前を覚えていますか・・・?
当時私は、14階という高層階におり、船で揺られるがごとく、ビル揺れに身を任せ、悲鳴とキャビネットの扉の音が鳴り響き、ただ揺れがおさまるのを祈るのみでした。
帰るときには、電車は止まり、ひたすら4時間歩いて帰る、その帰り道、大勢の人が歩いて帰宅するという異様な光景に、ゾッとして鳥肌が立ったのを覚えています。
帰って、テレビをつけては、火災と津波が次々に家やビルといった建物、田畑、道路・・・すべてのものをことごとく飲みこんでいく脅威をまざまざと見せつけられ、ただ恐れるしかなかったです。
数日過ぎても、余震と計画停電と原発事故の危険に、心休まることはなく、地震酔いもかなりひどいものでした。
あれから1年、今も、不便な生活を強いられたまま、必死に頑張っている東北の方々には、本当に頭が下がります。同時に、多くの方の東北を想う温かい気持ちが感じられ、胸が熱くなりました。
不幸にも本当に多くの人が、様々な想いを抱きながら犠牲になりました。その方々のためにも、この経験を忘れずに、仕事に生かしていきたいと決意を新たにしたのでした。
[A.Okada]