くたばったか
2144年、文明社会が滅び去り、荒廃して極寒となった世界。シロクマに育てられ高度な戦闘能力と特殊な治癒能力を持つ人間の少女スミは、残忍なモラド狩猟団に捕らえられてしまう。
どうにか逃げ出したものの広大な冬の大地をさまようことになった彼女は、希望の星「ポラリス(北極星)」を目指して旅に出るが、執念深い狩猟団のハンターたちに狙われ。(「作品資料」より)
文明社会が崩壊した2144年を舞台に、極寒となった世界で略奪者と戦いながら生き延びようとする少女の姿を描いたバイオレンス・アクション。
スミという名の少女は、幼い頃からシロクマのムアに育てられていた。
ある日、スミは略奪者に捕らえられるが、かろうじて逃げ出すものの、略奪者たちに追われることになる。
このスミという少女はシロクマに育てられたということで、言葉は話せないが、特殊な能力を持っており、戦闘能力に加え、治癒能力も高い。
登場した時は右目がなかったのだが、殺した相手の眼をくり抜いて、自分の眼窩に入れると見えるようになる。
究極は凍って、心臓もなかったと思われる女性に、これまた殺した相手の心臓を取り出し、その女性の体内に入れると蘇生する。
星とも交信できるような様子も見せる。
出会った老婆のディーが、スミの手に刻まれた模様を見て、同じ模様の壁の画を見せたりするので、何か伝説でもあるのかなと思う。
略奪者たちとの戦いは、さすがに少女ということもあり、一方的になるが、スミは躊躇せずに相手の喉を掻き切れるんだな。
スミが蘇生した謎の女性も何かしら秘密があるのかなと思ったが、ラストはよく判らぬ結末だったな。
略奪者を含めて女性しか登場しなかった理由は言ってたかな。
スミが果たしてどこへ行き着くのか気になったが、ちょっと終わりは曖昧だったかな。
/5
監督:KC・カーシュー
出演:ビバ・リー、ムリエル・デュティル、カミサ・ウィルシャー
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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