CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-149「ひるね姫 知らないワタシの物語」(日本)

2017年05月13日 00時46分44秒 | 日本映画
心根ひとつで、熱も下がる
 2020年、岡山県倉敷市。平凡な女子高生の森川ココネは、無口で無愛想な父親と二人暮らしをしている。
 昼寝をすることだけが得意なココネは、居眠りをしては怒られてばかりの毎日。そんな彼女は最近、ある不思議な夢を繰り返し見るようになっていた。
 そして、東京オリンピックを3日後に控えたある夏の日。突然父親が警察に逮捕され、東京に連行されてしまう。
 事態を解決するため、ココネは幼馴染みのモリオを連れて東京に向かうが、その途上で自分が繰り返し見ているあの夢の中に解決の糸口があることに気付き。(「allcinema」より)


 神山健治監督の最新作アニメであるが、「攻殻機動隊S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」「009 RE:CYBORG」の監督ということで、平凡な女子高生を主人公とした作品というのは、ちょっとジャンルが変わっているなという最初の印象。

 2020年の東京オリンピック開幕3日前という時代設定ということで、近未来の話ではあるので、SF的ではあるのかな。

 
 森川ココネは岡山県倉敷市に住む平凡な女子高生であるが、やたらと睡魔に襲われ昼寝をしてばかり。
 そしてココネは最近同じ物語の夢ばかり見る。

 そんな時、父親のモモタローが警察に突然逮捕され、更に怪しい男がココネの家を訪ねてくる。

 ココネは幼馴染みのモリオの手を借りながら、怪しい男たちから逃れ、事態を打開するため父親のいる東京へと向かう。


 徐々に事件性が強くなっていき、主人公であるココネが事態を解決するために動き出すというところはミステリーとサスペンス風な展開になってきて興味がわいてくる。

 ココネの見る夢はかなりSF的ではあるが、アクション性もあるもの。

 そして、その夢の物語が現実にシンクロしていき、事件の真相解明、解決へと導いていく。

 夢の物語はかなりファンタジックでアクション満載。
 まさか最後はロボットまで登場する大事になるとはな。

 現実では、父親が連れ去られた理由を解明、そして父親の過去、更にココネが幼い頃に亡くなった母親のことが明らかになっていく。

 家族愛を描いてもいる作品だったな。

 夢で突飛な物語を展開させながら、現実の問題を収拾するところは面白かった。


 ココネの声を担当したのは、「女子ーズ」「アオハライド」の高畑充希であるが、エンドロールで歌も披露している。
 なかなか歌声も良かったな。

/5

監督:神山健治
声の出演:高畑充希、満島真之介、古田新太、釘宮理恵
       高木渉、前野朋哉、清水理沙、高橋英樹、江口洋介
於:新宿ピカデリー

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 17-148「ラストコップ TH... | トップ | 17-150「ガーディアンズ・オ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本映画」カテゴリの最新記事