CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-088「7 WISH セブン・ウィッシュ」(アメリカ・カナダ)

2018年04月14日 01時12分42秒 | アメリカ映画
血の代償を支払わねばならない
 幼少期の母親の自殺をトラウマとして抱えるクレアは、クラスの人気者で美人のダーシーからイジメを受ける日々が続いていた。
 そんなある日、クレアの父親が古いオルゴールを発見。よく見ると、そこには“七つの願いが叶う”と書かれていた。それを気にも留めないクレアだったが、再びダーシーの嫌がらせに遭ったことから、思わず“ダーシーなんか腐ってしまえ!”と願う。すると翌朝、クレアの望み通り、鏡を覗いたダーシーの目に映ったのは、腐り始めた自分の顔だった。
 しかし、望みが叶うと同時に、クレアの愛犬が死体となって発見され。(「KINENOTE」より)


 願い事を叶えてくれるが、その代わりに身近な者に死が訪れるオルゴールを手にした少女が直面する恐怖を描いたホラー。


 女子高生のクレアは、最初は気付かなかったが、父親が偶然手にしたオルゴールが願い事を叶えてくれることを知る。

 その願い事はいかにもティーンエイジャーらしいもので、自分をいじめる女の子が腐ってしまうことから始まり、人気者になりたい、好きな男の子とカップルになりたい、そして亡くなった親戚の遺産を受け取りたいなどと、自分のことばかり。

 全ての願い事が叶い、幸せな生活を送り始めるが、やがてその都度身近な者が亡くなっていくことに気付く。

 願い事が叶うことの代償は身近な者の死。

 それを知ったクレアは、オルゴールを捨てるよう友人たちから忠告を受けるが、捨てきれないところもティーンエイジャーらしいところ。

 しかし、愛する者に死が迫り来ることを知り、何とか状況を打破しようと奮闘するクレア。

 果たしてクレアはオルゴールから逃れ、愛する者を守ることができるのか。


 願い事が一つ叶うたびに、誰が死ぬのか気になり、その死はどうやって訪れるのか、ちょっとその様子にはハラハラさせられる。

 最後にクレアが願ったことは、そう考えるのも当然だろうなと思わせるものであったが、その願い事が叶うと大きな代償を支払うことになる。

 願い事が叶ってからの幸せな雰囲気から唐突にオチに突き当たるような感じで、ちょっと驚かせるところもあり、ラストとしては面白かったかな。

 やや軽い感じのところもあったが、ティーンエイジャー・ホラーとして面白い作品ではあった。

/5

監督:ジョン・R・レオネッティ
出演:ジョーイ・キング、キー・ホン・リー、シドニー・パーク、エリザベス・ローム、ライアン・フィリップ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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