CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-044「ダークタワー」(アメリカ)

2018年02月14日 01時09分24秒 | アメリカ映画
我は気で撃つ者
 ニューヨークに暮らす少年ジェイクは、毎夜おなじ悪夢にうなされていた。
 それは巨大な暗黒の塔を舞台に、それを護る拳銃使い(ガンスリンガー)の戦士と、破壊しようとする黒衣の男の戦いが繰り広げられているというもの。塔の破壊が現実世界の荒廃をもたらしていると気づいたジェイクだったが、誰にも信じてもらえずにいた。
 そんなある日、ジェイクはこの世界と夢で見た“中間世界”と呼ばれる異界を繋いでいる場所を発見する。
 そして中間世界で最後のガンスリンガー、ローランドと出会うジェイクだったが。(「allcinema」より)


 スティーヴン・キング原作のSFファンタジー。

 タワーが崩壊すれば、世界は闇に包まれると言われている中、そのタワーを破壊しようとするのが、マシュー・マコノヒー演じる黒衣の男、ウォルター。

 そしてタワーを守ろうとするのが、イドリス・エルバ演じるガンスリンガーのローランド。

 しかし、主人公となるのはニューヨークに暮らす少年、ジェイク。

 彼は、毎夜夢に見ていたタワーや黒衣の男、ガンスリンガーが異世界で実現していることを知る。
 更にジェイク自身がタワー存続に大きな影響を持つことが判明する。

 そんなジェイクの冒険と成長を描いた話。

 少年が主人公というのは、スティーヴン・キングらしい話なのかな。

 
 ジェイクが住む世界と、タワーのある世界は異世界。
 しかし、ジェイクはその世界へと繋がる場所を発見し、異世界へと足を踏み入れる。

 ガンスリンガーを見つけ出し、現実世界にも影響を与えるタワー崩壊を防ぐため、黒衣の男、ウォルターの企みを止めようとする。


 このウォルターが強大な力の持ち主で、一言、「心臓を止めろ」と言うだけで相手は死んでしまったりする。
 能力が効かない者もいるようではあるが。

 ジェイクが異世界へ渡れるように、ウォルターやローランドもこちらの世界へ足を踏み入れることができる。

 異世界だけでことが展開するわけでなく、こちらの世界、しかもニューヨークのど真ん中でことが展開したりする。
 
 異世界が山岳や森ばかりの、いかにもファンタジーの舞台らしい場所に対し、都会のど真ん中も舞台設定となっている、その対比が面白かった。

 
 タワーを崩壊することのできるほどのパワーを持つ少年というのが少々判りづらい表現だったかなという印象。

 世界崩壊の危機のわりに、ちょっとことの顛末がアッサリしていたかなという印象も拭えなかったな。

 設定の割りに、何となくそれぞれの要素に物足りなさを感じる作品だった。

/5

監督:ニコライ・アーセル
出演:イドリス・エルバ、マシュー・マコノヒー、トム・テイラー、キム・スヒョン
    フラン・クランツ、アビー・リー、ジャッキー・アール・ヘイリー
於:新宿ピカデリー

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2 コメント

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 (kossy)
2018-02-14 21:29:41
結局、異世界の塔が根本世界のどこに当たるのか・・・
その辺りが全くわかりませんでした。
もしかして貿易センタービルだったのかな~などと、
それなら9.11の影響かと思ったりも・・・
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Unknown (CINECHAN)
2018-02-17 23:28:59
kossyさん

異世界と現実世界が繋がるという設定は面白かったですが、
その繋がりが今ひとつ判りにくかったですね。
何か、深い驚きとかもなかったかな
という印象の作品でした。
返信する

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