CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-045「監獄の首領」(韓国)

2018年02月15日 00時51分14秒 | 韓国映画
狂ってなければ刑務所では暮らせない
 犯罪組織のボス、チョン・イクホが牛耳るソウルのとある刑務所。そこでは、夜になると囚人たちが思いのままに脱獄し、犯罪を行っては再び舞い戻る究極の完全犯罪が繰り広げられていた。
 ある時、その刑務所に検挙率100%を誇った元刑事ソン・ユゴンが、不祥事を起こして収監される。
 血気盛んなユゴンはたびたびトラブルを招くが、ひょんなことからイクホと急接近し、彼のもとで犯罪に手を染めていくようになるのだったが。(「allcinema」より)


 刑務所の中にいながら、囚人たちを使って問題を解決、犯罪行為を繰り返し、監獄の王のように君臨する男、チョン・イクホ。

 そんな刑務所に、検挙率100%を誇っていた元刑事のソン・ユゴンが収監される。

 ユゴンに目を付けたイクホは、彼を自らの犯罪に引き込もうとする。


 血気盛んなユゴンであるが、王のように振る舞い、看守たちをも引きこんでいるイクホに取り込まれていくように見える。

 夜になると外へと抜け出し、犯罪行為を行い、また刑務所に戻ってくる囚人たち。
 それを取り仕切っているのがイクホ。

 無敵にも見えるイクホであるが、裏切り者が現れたり、足元をすくおうとする者が現れたりする。
 そういう時にユゴンが助けたりする。

 元刑事でありながら、ユゴンはイクホに取り込まれていくのか。
 展開が気になるところであるが、ユゴンの過去が描かれた時点で、ユゴンが収監された理由、そして物語の目的が明らかになってくる。

 
 監獄の王として絶対的な力を誇っていたイクホの立場に迫り来るものが現れる。
 しかし、その力を見せ付け、寄せ付けようとしない展開。

 果たしてユゴンはその目的を達成できるのか。

 緊迫感もあるが、刑務所内から犯罪を実行し、力を保持するという設定が驚きの作品。

 結末としては、ノーマルな感じではあったが、なかなか設定と展開が面白いサスペンスであった。

/5 

監督:ナ・ヒョン
出演:ハン・ソッキュ、キム・レウォン、チョン・ウンイン
    シン・ソンロク、イ・ギョンヨン、キム・ソンギュン、チョ・ジェユン
於:シネマート新宿

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