どこかで見た顔だな
25年前、百鬼(なぎり)組の組長・百鬼剛の息子である3兄弟は全国にその名をとどろかせていたが、父が何者かに暗殺されたため別々の道を歩むことに。
次男・要は百鬼組を継いでいたが、元百鬼組の政治家・福沢正志が選挙を控え、服役していた叔父・丹羽毅が出所するというタイミングで、麻薬ビジネスを発端とする襲撃事件が発生。
長男・峻は大阪で一目置かれる存在となっていた三男・湊の危機を救い、本家と争うことになった要を助けに向かう。(「作品資料」より)
かつては名を馳せた百鬼三兄弟の絆と戦いを描いたヒューマン・バイオレンス。
25年前に父親が亡くなったことからバラバラになった百鬼三兄弟。
次男、要は父親の後を継ぎ、百鬼組の組長をし、三男、湊は大阪にいる。
長男、峻は父親が殺された後、犯人と思しき組織に1人で殴り込み、亡くなってしまう。
そんな中、政治家に転身した元組員の選挙を控え、組織内で不穏な空気が広がっていく。
そして、要にも危機が迫ってくる。
25年前の父親の死の真相が明らかになっていく展開もあり、更に要が追い込まれてしまう。
話の展開は面白かったな。
ちょっと登場人物が多くて、誰が敵となるのか、味方となるなか判りづらかったかな。
しかしクライマックス、思わぬ人物の登場から峻も要の元にやって来る。
いよいよ彼らが戦いに動き出そうと盛り上がってきたところで、予想外の結末だったな。
複雑な人間関係の中、三兄弟の絆を描き、面白い1本だった。
まさか続編ありきだったとは。
/5
監督:崔哲浩
出演:山口祥行、崔哲浩、福士誠治、並樹史朗、丈、趙博、西原亜希、木ノ本嶺浩、西田聖志郎、永倉大輔、金守珍、津田寛治、渡辺哲、三浦浩一
於:テアトル新宿
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