CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-046「すずめの戸締まり」(日本)

2023年02月27日 00時43分15秒 | 日本映画
あんたも走る椅子見たと?
 九州で暮らす17歳の岩戸鈴芽(すずめ)は、扉を探しているという旅の青年・宗像草太と出会う。彼の後を追って山中の廃墟にたどり着いたすずめは、そこだけ崩壊から取り残されたかのようにたたずむ古びた扉を見つけ、引き寄せられるようにその扉に手を伸ばす。
 やがて、日本各地で次々と扉が開き始める。扉の向こう側からは災いがやって来るため、すずめは扉を閉める「戸締りの旅」に出ることに。
 数々の驚きや困難に見舞われながらも前へと進み続けるすずめだったが。(「作品資料」より)


 「君の名は。」「天気の子」の新海誠監督の最新作。

 2022年11月公開の本作であるが、ようやく鑑賞。

 高校生の岩戸鈴芽は、ある時、扉を探しているという青年、宗像草太と出会う。

 すずめ自身も扉と、そこから出てくるみみずを見て、その扉を閉めることを手伝う。

 やがて、扉からみみずから出てくるのを封印していた、ダイジンと呼ばれる猫を捕まえるため、住んでいる宮崎を出て、全国を旅することになるすずめ。

 草太は、ダイジンの呪い(?)によって椅子の閉じ込められてしまい、すずめがその椅子を持って旅に出る。

 基本的には、ファンタジー・ホラーだったな。

 扉から出てくるみみずは、ほとんどの人には見えず、すずめと草太には見えるという存在。

 そのみみずが地面に倒れると大地震が起きて、多数の死者を出してしまう。

 すずめはそのみみずを止めるために、扉を閉めようと奮闘する。

 すずめは、椅子となった草太と共に、ダイジンを追って、宮崎から、愛媛、神戸、そして東京へと足を向ける。

 最後に辿り着くのは、生まれ故郷である東北。

 母親を亡くしてしまったすずめであるが、その要因となるのは、やはりあの地震であったんだな。

 みみずを止めるために各地で扉を閉めようとするすずめであるが、それは自らの心にあるわだかまりを解消するような旅でもあったんだな。

 ストーリーとしては面白い作品であったし、ファンタジー・ホラー、青春ストーリーとしても楽しめる一本であった。

/5

監督:新海誠
声の出演:原菜乃華、松村北斗、深津絵里、染谷将太、伊藤沙莉、花瀬琴音、花澤香菜、松本白鸚
於:池袋HUMAX CINEMAS

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