CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-178「ボーダーライン ソマリア・ウォー」(ソマリア、ケニア、スーダン、南アフリカ、アメリカ)

2019年07月20日 16時14分50秒 | アメリカ映画
黄色い椅子が盗まれた
 2008年。大学を卒業してもジャーナリストとして芽が出ず、くすぶり続けていたジェイ・バハダー。
 ある日、憧れのジャーナリスト、シーモア・トルビンと出会い、彼の言葉に刺激を受け、一人前のジャーナリストになるべく、ソマリアで世界的に問題となっている海賊の実態を調査しようと決意する。
 こうして単身現地に乗り込んだジェイは、通訳兼案内役のアブディと合流すると、危険を顧みずに精力的に取材を進めていくのだったが。(「allcinema」より)


 ソマリアの海賊が出現していた、不安定な情勢のソマリアへと単身踏み込んだ一人の男の物語。
 実在の人物の伝記を基に製作された一本。

 ジャーナリストとしてソマリアへ単身乗り込んだジェイ・バハダー。

 そこで、世界的に問題になっているソマリアの海賊について取材し、それを本にして売り出してもらおうと考える。

 通訳兼案内人のアブディと共に行動するジェイであったが、ことはそんなに簡単ではなく、思うように進まず、更に身の危険が及びそうな事態にまで発展する。

 当時のソマリアは情勢不安のため、欧米の記者も足を踏み入れていなかった状況で、学生時代にソマリアに興味を持ったジェイは、本の出版を目的に単身ソマリアに乗り込む。

 アブディの忠告を聞き入れず、危険な行動もするジェイ。

 いつ命を落としかねない状況に陥るのか、ひやひやする展開である。
 
 ジェイが取材するのは、主にソマリアの海賊と呼ばれている人物たちであるが、当時のソマリアの海賊の話となると、「キャプテン・フィリップス」を思い出すが、本作でもその出来事は語られていたな。

 ジェイは海賊の首領と思われる人物の妻の一人である女性と親しくなっていくが、その女性が映画好きで、「ブラック・ホーク・ダウン」などの話をするのは面白かった。

 なかなかことが思うように進まないジェイの取材。
 それが成功したのだろうかと気になるところではあったが、アメリカとソマリアの国交回復の一助にはなっていたんだな。

 一人の男のチャレンジする姿を描いた作品として興味深い一本であった。

/5
 
監督:ブライアン・バックリー
出演:エヴァン・ピーターズ、バーカッド・アブディ、メラニー・グリフィス、アル・パチーノ
於:シネマート新宿

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