出来るさ、首のある間は
末期がんで余命わずかと診断されたジョン・クレイマーは、患者セラピーで知り合った男から、がんを治せる医者がいるという非認可の医療施設を紹介される。
わらにもすがる思いでメキシコへ向かった彼は、そこで実験的な医療処置を受け、無事成功したかに見えた。しかし再検査の結果には全く改善が見られず、自分が詐欺師たちに騙されたことを知る。
復讐を決意したジョンは主犯格の男女4人を拉致して狂気の拷問装置に拘束し、次々と究極の選択を迫っていく。(「作品資料」より)
ソリッド・シチュエーション・スリラー「スパイラル ソウ オールリセット」に続くシリーズ第10弾。
もう10作目なんだな。
本作は1作目と2作目の間の話ということで、ジグソウことジョン・クレイマーとアマンダが再び登場。
脳腫瘍を患い、余命わずかのクレイマーが医療詐欺に遭う。
クレイマーは詐欺を行った者たちを見つけ出し、アマンダと共にゲームを仕掛ける。
話としては、騙された者が騙した者に復讐をするという展開。
仕掛けたゲームは痛みを伴うものであるが、その痛みを乗り越えれば助かる。
今回は一斉ではなく、1人1人に仕掛けるゲーム。
命を弄んだ者に命を考えさせるということだが、どう見ても復讐だな。
そして、詐欺に遭ったことと共にピンチに陥ることもあり、ジグソウも人間なんだなと思わせる。
果たして、このゲームの行方は。
ゲームをクリアする者がいるのか。
ラストはやはり計算されたものだったんだなという感じであり、復讐譚としても、仕掛けられたゲームとしても、面白い1本だった。
/5
監督:ケヴィン・グルタート
出演:トビン・ベル、ショウニー・スミス、スティーヴン・ブランド、シヌーヴ・マコディ・ルンド、マイケル・ビーチ、レナータ・ヴァカ、オクタビオ・イノホサ
於:TOHOシネマズ池袋
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