CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-186「コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝」(中国・香港)

2017年06月13日 01時10分40秒 | 中国映画
正義が負けるわけないだろ
 1914年、内戦下の中国。チョウ・イン将軍に率いられた北洋軍閥は、各地で略奪と虐殺を繰り返す極悪非道な武力集団。やがて田舎の平和な村、普城にもその魔の手が迫る。
 ある日、チョウ・イン将軍の息子、チョウ・シウロンが単身偵察に現われ、村人たちを意味もなく射殺して自ら逮捕される。そこへ軍閥の将校が現われ、シウロンを釈放しなければ村に総攻撃を仕掛けると脅迫する。
 村の自警団を率いるヨン・ハックナンは徹底抗戦の構えをみせるも、怯える村人たちに押し切られ、やむなく軍閥の要求を受け入れるのだったが。(「allcinema」より)


 内戦下の中国で、軍閥が各地を略奪、虐殺を繰り返す中、平和な村に迫り来る軍閥に対し、正義を貫き、立ち向かっていく者たちの姿を描いたアクション活劇。

 「おじいちゃんはデブゴン」のサモ・ハンがアクション監督にあたっているが、出演は無し。


 「七人の侍」「荒野の7人」、最近では「マグニフィセント・セブン」などがあったが、西部劇のような雰囲気を持った作品で、武侠映画でもある。


 田舎の平和な村、普城で自警団の団長をしているヨン。

 各地で横暴の限りを尽くしているチョウ・イン将軍率いる北洋軍閥が村にも徐々に迫ってくる。

 そんな中、将軍の息子、チョウ・シウロンが村に一人でやって来て、子供を含む3人の村人を射殺する。

 ここで殺される人物は、正直思ってもみなかった人物だったな。

 そして、ルイス・クーが演じるチョウ・シウロンの悪党ぶりが際立っている。

 ヨンは殺人の罪でチョウ・シウロンの処刑を執行しようとするが、村に現れた軍閥の将校は、シウロンを釈放しなければ総攻撃を仕掛けると脅してくる。

 村人たちの様々な思惑が交錯する中、ヨンは大きな決断を下すことになる。


 基本的には、ヨンと自警団員たちによる正義のための闘いであるが、流れ者のマー・フンが村にやって来て、その成り行きを見守る。
 そして、軍閥の将校、チョン・イックとは浅からぬ因縁がある模様。

 果たして、迫り来る軍閥に対し、ヨンは、そして村人たちはどのように対応し、どのような運命を迎えるのか。


 アクションは言うこと無しの面白さ。
 ちょっと拳銃の弾で笑えるようなシーンもあったりするが、スピード感もあって見応えあったな。

 物語は王道的な勧善懲悪であるが、相手の非道さが際立っており、ヨンたちに完全に肩入れできる展開だった。

 最後は、スッキリさせると共に、ちょっと酷かったかなという印象。

 マー・フンとチョン・イックの因縁の対決の結末は、また違ったものであったな。

/5

監督:ベニー・チャン
出演:エディ・ポン、ラウ・チンワン、ルイス・クー、ウー・ジン、ユアン・チュアン
    ジャン・シューイン、リウ・カイチー、シー・ヤンネン、サミー・ハン、フィリップ・キョン
於:新宿武蔵野館

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