CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-185「スプリット」(アメリカ)

2017年06月12日 01時04分40秒 | アメリカ映画
汚れた者の心は寝ている
 ケイシー、クレア、マルシアの女子高生3人は、友だちの誕生パーティの帰り道に見ず知らずの男に拉致監禁されてしまう。
 やがて鍵の掛かった薄暗い密室に閉じ込められていた3人の前に、誘拐犯が女性の格好で現われる。その後も潔癖症の青年や9歳の無邪気な少年など、現われるたびに格好ばかりか性格まで変ってしまう誘拐犯。
 なんと、男には23もの人格が宿っていた。
 そしてさらに“ビースト”と呼ばれるもっとも恐るべき24番目の人格も潜んでいたのだったが。(「allcinema」より)


 「シックス・センス」「ヴィジット」のM.ナイト・シャマラン監督の最新作。

 3人の女子高生が一人の男に拉致監禁されてしまう。
 見知らぬ地下にある部屋に閉じ込められた3人の前に、犯人が何度か姿を現すが、その度にまるで違う人物のような服装、話し方、仕種となっている。

 戸惑う3人であったが、やがて犯人は解離性同一障害、23もの人格が宿る人間であることが判る。

 果たして犯人の目的は何なのか。3人の女子高生たちは犯人から逃れることができるのか。


 若い女性の監禁モノというのはよくある話しであるが、その犯人が23もの人格を持つという設定は特殊。

 3人の女子高生は、犯人と対峙しながら脱出する方法を見つけ出そうとするが、犯人の中でも人格同士で対立があるようで、この危険な状況から逃れようと模索しているような様子も見せる。

 果たしてこんな状況の中で、どのような展開となってくるのか気になってくる。

 誘拐された3人のうち、あまり社交的でないケイシーは、どうやら少女時代から虐待を受けている様子。
 そして、犯人が23もの人格を持つことになったその理由。

 そのあたりが交錯でもするかなと思ったが、徐々に真実が明らかになっていく中で、24番目の人格の話が出てくる。

 このあたりは、いかにもシャマランらしい話になってきたかなという印象。

 24番目の人格とケイシーの対決は、ケイシーの子供の頃の経験が生きるような感じを見せ、その行く末が気になるものであった。

 単なる監禁モノではない話で、設定や展開は面白かったが、結末自体はそれ程驚くものでもなかったかな。


 23もの人格を持つと言われる犯人であるが、実際登場した人格は7,8つぐらいだったな。

 
 エンドロール前の映像で、思わぬカメオ出演があり、同じ髪型なので、てっきり整形でもしたのかと思ったが、その登場の理由はエンドロール後に明かされる。


 まさか「アベンジャーズ」のマーベルや「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」のDCユニバースのようになるとは。

 「アンブレイカブル」をまた観ないとな。

/5 

監督:M.ナイト・シャマラン
出演:ジェームズ・マカヴォイ、アニヤ・テイラー=ジョイ
    ベティ・バックリー、ジェシカ・スーラ、ヘイリー・ルー・リチャードソン
於:TOHOシネマズ新宿

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