CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-073「コンフィデンスマンJP 英雄編」(日本)

2022年03月28日 23時25分35秒 | 日本映画
英雄は不幸のまやかし
 かつて悪しき富豪たちから美術品を騙し取り、貧しい人々に分け与えた「ツチノコ」という名の英雄がいた。それ以来、当代随一の腕を持つコンフィデンスマンが受け継いできた「ツチノコ」の称号をかけ、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人がついに激突することに。
 地中海に浮かぶマルタ島の首都で、街全体が世界遺産に登録されているバレッタへやって来た彼らは、マフィアが所有する幻の古代ギリシャ彫刻「踊るビーナス」を手に入れるべく、それぞれの方法でターゲットに接近。
 そんな彼らに、警察やインターポールの捜査の手が迫る。(「作品資料」より)


 人気TVドラマの映画化「コンフィデンスマンJP」「コンフィデンスマンJP プリンセス編」に続くシリーズ第3弾。

 ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人が、腕比べのため地中海のマルタ島で、〝踊るヴィーナス〟という古代ギリシャ彫刻を奪うためにそれぞれ奮闘することから物語は始まる。

 しかし、そこに日本からダー子たちを追ってきた刑事やインターポールの捜査官が現れ、しかも赤星までやって来て、ことは混沌としてくる。

 更にそこに英雄と称された義賊〝ツチノコ〟を名乗る盗賊まで絡んでくる。

 そして、ついにはダー子たちはインターポールに捕まってしまい、果たして彼女らの運命はどうなってしまうのか。

 ダー子たちについに危機が訪れる、これでコンフィデンスマンとしての人生も終焉を迎えるのかと思うような展開であるが、作品の性質上、どうしてもどこかにダー子たちが仕掛けた罠があるんだろうなと考えて観てしまう。

 いったいそれはどこから始まっているのか。
 そして本当の目的、おさかなちゃんは誰なのか。

 今回もかなり大掛かりな計画で、よくぞここまでという感じはする。

 本当に騙されてしまった人物はいたようだが。

 笑いの要素も充分で、面白いエンターテインメントであった。

 エースとジェシーも姿は見せずとも活躍しているという設定であったな。

 最後のマルセル真梨邑の一言で、続編も匂わせるところもあったが、果たして次作はあるのかな。
 大きな難問があるように思うのだが。

/5

監督:田中亮
出演:長澤まさみ、東出昌大、小手伸也、小日向文世、松重豊、瀬戸康史、城田優、生田絵梨花、広末涼子、織田梨沙
   関水渚、赤ペン瀧川、石黒賢、梶原善、徳永えり、高嶋政宏、生瀬勝久、真木よう子、角野卓造、江口洋介
於:TOHOシネマズ新宿

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