CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-076「曇天に笑う」(日本)

2018年03月25日 10時27分01秒 | 日本映画
国を護るより兄でいたかった
 文明開化が進む明治初期の琵琶湖のほとり。数百年にわたって地元・大津の町の治安を守ってきたのが曇神社。お調子者の快男児・曇天火はその第14代当主。次男・空丸と三男・宙太郎、そして10年前に天火が助けた金城白子と4人で暮らしていた。
 そんな中、町では曇り空が続き人々が不安を募らせていく。それは、“三百年に一度、曇天が続くとき、すべてを滅ぼすオロチが復活する”という言い伝えがあったからだった。そして政府転覆を狙う忍者集団・風魔一族がオロチの力を利用しようと動き出す。
 やがて明治政府と風魔一族の争いに巻き込まれた空丸が風魔一族に連れ去られてしまうのだったが。(「allcinema」より)


 人気コミックを実写映画化した作品。

 明治初期を時代設定に、三百年に一度復活するというオロチの伝説を巡り、町を護る曇三兄弟が政府と風魔一族との争いに巻き込まれていくアクション・エンターテインメント。


 1年ぐらい前から劇場にチラシを置いて宣伝し、かなり力の入った作品だったんだなという印象。
 原作は読んだことがないので、その内容も知らないでの鑑賞。


 天下無敵で、いつも明るく笑い、2人の弟を守る曇天火。
 そんな兄を尊敬しながらも、自分の未熟さ故に反抗心を募らせる次男、空丸。

 そして曇家に代々伝わるお役目と、兄弟の両親の死にまつわる真相。

 オロチ討伐のため遣わされる、右大臣直属の精鋭部隊、犲と天火との関わり。

 いくつかの謎としがらみを交えながら、やがて明らかになっていくオロチの器の存在。

 思わぬ事実と裏切りを交えながら展開していく話ではあるが、アッと驚くほどの真実や展開までには至らなかったかな。

 オロチの器が誰なんだろうとは気になったが、この事実に関しては、行き着く先が気になるところはあったな。


 基本的には、天火の家族に対する想い、そして兄弟愛を描いた作品。

 気持ちも判らんではないが、天火が弟たちに隠していること、そして空丸の足掻きが、少々苛立ちを感じさせなくもなかったかな。


 それにしても、見事に男ばかり出てくる作品だったな。
 ももいろクローバーZのメンバーが出ていたようだが、どこで出ていたのか全く判らなかった。

/5

監督:本広克行
出演:福士蒼汰、中山優馬、古川雄輝、桐山漣、大東駿介、小関裕太、市川知宏、加治将樹
    若山耀人、池田純矢、若葉竜也、奥野瑛太、深水元基、宮下かな子、山路和弘、東山紀之
於:池袋HUMAX CINEMAS

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