CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-295「ザ・キラー」(アメリカ)

2023年11月07日 00時14分35秒 | アメリカ映画
忘れるな、自分の未来は予測不能だ
 ある暗殺者の男は、どんな時も冷静沈着で計画通りに淡々とスマートに殺人行為を遂行していた。しかし、彼はひょんなことからとあるニアミスで岐路に立たされてしまう。
 彼は依頼主や自分のモットーに抗いながら、世界を舞台にした追跡劇を繰り広げることに。(「作品資料」より)


 ある殺し屋の姿を描いたサスペンス・スリラー。

 冒頭、殺し屋の男がパリで仕事を遂行するため、その時を待っている。

 その間、独白調で仕事の心構えを語っていく。

 どれだけの凄腕なんだろうと思って、その仕事ぶりを見ていたが、まさかの失敗で始まる。

 そこから事態がおかしくなり、恋人が何者かに襲われたことから殺し屋の男は行動を開始する。

 怒りには駆られたようだが、自らを諌め、冷静にことをこなしていこうとする男。

 仲介人を始めとして、仕事をこなしながら徐々にクライアントに近づいていく。

 仕事をするたびに冷静に行動しようとする男であるが、予想外のことが起こったりして、スマートには処理出来なかったりする。

 ちょっとコミカルな雰囲気もあったな。

 そんなに派手な殺しのシーンがあるわけではないが、仕事を進めていく際に、行動の理由や心構えを独白していく展開は興味深かった。

 あまり殺しの依頼に関する深い内容も判らなかったりしたが、殺し屋の男が矜持を語りながら仕事をこなしていく様を淡々と描き、面白い一本だった。

/5

監督:デビッド・フィンチャー
出演:マイケル・ファスベンダー、アーリス・ハワード、チャールズ・パーネル、ガブリエル・ポランコ、ケリー・オマリー、エミリアーノ・ペニルア、サラ・ベイカー、ソフィー・シャーロット、ティルダ・スウィントン
於:シネ・リーブル池袋

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 23-294「ガンズ&バレッツ ... | トップ | 23-296「トンソン荘事件の記... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アメリカ映画」カテゴリの最新記事