CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-050「(r)adius ラディウス」(カナダ)

2018年02月19日 00時22分06秒 | カナダ映画
私たちを離さないで
 交通事故を起こし、記憶を失くした状態で目覚めたリアム。助けを求めて近くの町を訪れるが、目に入るのは住民の死体ばかり。未知のウイルスか何かが大気中に広がっているのではないかとの疑惑が芽生え、不安になっていたところ、何とか生存者を発見する。
 だが、近づこうとすると、突如目の前で死んでしまう。何が起きたかわからないまま、リアムが近寄っただけで続々と増えてゆく死者。分かったのは、リアムの半径50フィート以内に近寄った人間が死亡するということだった。
 誰の助けを借りることもできず、困惑するリアム。やがて、半径50フィート以内に入っても死なない女性、ジェーンと出会い、同じく記憶喪失の彼女と共に、この謎を解き明かそうとするが。(「KINENOTE」より)


 半径15メートル以内に近づく生物全てを死に至らしめてしまう男、リアム。
 そんな力を持ってしまった彼は動揺するが、唯一彼の能力が効かないのが、ジェーンという女性。

 彼女と一緒にいると、彼の力は効かないが、彼女が離れてしまうと、リアムの力は発揮されてしまい、15メートル以内の生物を殺してしまう。

 車に同乗していて、事故に遭ったと思われるリアムとジェーンであるが、二人とも記憶を失ってしまっている。

 15メートル以上離れることが出来ない二人は、この謎を解き明かし、失われた記憶を取り戻すため奮闘する。


 二人は断片的に記憶を取り戻しながら、徐々に力の謎に近づいていく。

 ジェーンが近くにいると、リアムの力は抑えられているが、離れてしまうと、リアムの意思には関係なく力は発揮されてしまい、15メートル以内の生命を奪ってしまう。

 二人が離れてしまったり、離されてしまったりするシーンもあり、そこではなかなか緊迫した状況となる。

 警察にも追われることになってしまうリアムと、彼から離れることができないジェーン。

 果たして、リアムは何故このような力を持つことになってしまったのか。
 そして、ジェーンとの関わりは。


 力に関しては、いかにもSF的な原因ではあるが、それ以上に意外な真実が、リアムの正体とジェーンとの関わり。

 ラストはこれしかないのかなという結末だったかな。

 
 興味深い設定と展開で惹き込まれる作品。
 その原因と、行き当たる結末が興味深かったな。

/5

監督:キャロライン・ラブレシュ、スティーヴ・レナード
出演:ディエゴ・クラテンホフ、シャーロット・サリヴァン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 18-049「劇場版 進撃の巨人... | トップ | 18-051「ドント・イット」(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

カナダ映画」カテゴリの最新記事