CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-010「インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者」(イタリア)

2020年01月07日 00時55分24秒 | イタリア映画
私の仕事はあなたを無罪にすること
 殺人容疑をかけられた実業家アドリアーノは、これまで敗訴したことのない敏腕弁護士ヴァージニアに弁護を依頼する。圧倒的に不利な状況にも関わらず、ヴァージニアはアドリアーノを無実にしてみせると話す。
 しかし、彼女は驚くべき手法でアドリアーノに事件の真相を語らせ。(「作品資料」より)


 スペイン映画「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」をイタリアでリメイクしたサスペンス・ドラマ。


 雪山のホテルの一室で、愛人のラウラを殺害した容疑をかけられる青年実業家のアドリアーノ。

 そんな彼の元に、敏腕弁護士のフェラーラが訪れ、更に事態は悪化したが、アドリアーノを必ず無実にすると言う。

 そのためにアドリアーノに本当にあったことを話すよう促す。


 物語は、アドリアーノの自宅だと思われる部屋で、アドリアーノとフェラーラがタイムリミットとなる3時間、やり取りする様子が描かれる。

 そして事件に関しては、アドリアーノが回想する形で描かれる。


 オリジナルを鑑賞しているので、おおまかな筋とオチは知っての鑑賞。
 ただ、細かい部分の記憶は薄いので、アドリアーノとフェラーラが語ることには惹き込まれるところがあったな。

 そもそもアドリアーノとラウラが雪山のホテルへと向かうきっかけとなった、二人が引き起こした山道での自動車事故とその後始末。

 そして密室状態の中で起こったラウラ殺害。

 アドリアーノが語る顛末が本当のことなのかどうかも怪しい。

 そんなアドリアーノに真実を語るよう迫るフェラーラも、無実にするためなのか、ちょっと怪しい感じはある。

 一度は驚きのトリック、真相を明かしたかと思われたところで、更に驚きの事件の真相が明らかになる。

 しかし、最後に明かされるのは本当の驚きの真相。

 おおまかな筋とオチは知っていたものの、アドリアーノとフェラーラのやり取り、語られる事件の顛末など、果たして真実がどこにあるのか気になり、行き着く先も気になる緊迫感ある展開だったな。


 最後に明かされる真実に関し、大事な伏線を最後に触れていなかったのではないかな。
 それは山道の事故で犠牲になったと思われる青年の父親が、車の中でラウラに語ったことなのだが。

/5

監督:ステファノ・モルディーニ
出演:リッカルド・スカマルチョ、ミリアム・レオーネ、マリア・バイアーロ
   ファブリオツイオ・ベンテイヴァリオ、サラ・カルディナレッティ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 20-009「RECCE レキ ... | トップ | 20-011「ブラック・ウォリア... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

イタリア映画」カテゴリの最新記事