CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-011「ブラック・ウォリアーズ オスマン帝国騎兵団」(トルコ)

2020年01月08日 00時45分48秒 | トルコ映画
おまえの復讐のため、神は我ら獅子を遣わせた
 広大な領土を持つオスマン帝国は、ワラキア公国をヴラド3世に治めさせていた。しかし残忍な性格のヴラド3世は、周辺の大貴族からオスマン帝国の使者に至るまで次々と殺害。
 事態を重く見たオスマン帝国は「デリラ」と呼ばれる7人の精鋭にヴラド3世を倒すよう命じる。(「作品資料」より)


 15世紀を時代設定とした歴史アクション。

 オスマントルコというと西アジアから地中海周辺までを領土として広げ、征服国というイメージがあり、本作もそのオスマントルコに抗う者たちを描いているのかと思ったな。

 実際は、オスマントルコ帝国の中にあるワラキア公国の領主、ヴラド3世が残忍な行為を繰り返しており、業を煮やしたスルタンが征伐を命じるという展開。

 その命を受け、動き出すのが、最強の精鋭部隊である〝デリラ〟の7人。


 こちらもたった7人で、恐らく大軍を率いる強大な敵となるヴラド3世に立ち向かうという展開。

 デリラは広大な領土を旅することとなり、その間に、ワラキアの兵士たちによる市民たちへの暴虐に遭遇し、その兵士たちを倒していく。

 更に、ワラキアの密偵による襲撃を受けたりしながら、徐々にヴラド3世の元に近づいていくデリラの面々。

 市民の間では伝説でありながら、その存在が確認されていない最強の戦士たち。

 戦闘能力に加え、呪術的な力も持っているような雰囲気を見せたりする。

 実際、戦士の1人がまさかの運命を辿ることになる。

 そんなデリラが討伐に向かうヴラド3世は暴虐を尽くし、ローマ法王の使者に対しても横暴な態度で接したりする。

 更に、疫病をネズミに持たせ、それを放つ細菌兵器まで作り出そうとする。

 果たして、デリラの戦士たちは、そんなヴラド3世を討伐することが出来るのか。


 やはり多勢に無勢ながら、その強さを見せ付けて戦っていく様は面白い。
 ヴラド3世があまりの暴君なので、彼を討伐するという展開には期待を持たせるな。

 最後に決着付いたなと思ったところで、また映像。
 こんな内容の作品でも続編あるんだな。
 
 確かに細菌兵器であるネズミの扱いがアッサリしていたし、ヴラド3世に負けず劣らずの凶悪さを醸し出していた妻もどうなったのかなと思ったからな。

/5

監督:オスマン・カヤ
出演:ジェム・ウチャン、エルカン・ペッテッカヤ、ヌル・フェタホール
   イエキン・ディキンジラール、ルガラー・アクソ、イスマイル・フィリス
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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