CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-278「レッド・ホークス」(トルコ)

2019年11月13日 00時24分52秒 | トルコ映画
覚悟を決めた者は止めることは出来ない
 武装テロ組織が支配する危険地帯で窮地に陥ったトルコ軍特殊部隊のホーク隊を救うために、1機の戦闘機が危険を顧みず敵を爆撃。しかし機体に損傷を受け、戦闘機は敵陣奥深くへ墜落してしまう。
 パイロットの安否は絶望視されたが、ホーク隊の隊員たちは軍司令部の反対を押し切り、パイロットを救出するためテロリストの巣窟に踏み込んでいく。(「KINENOTE」より)


 NATO加盟国の中では第2位と言われる軍事大国であるらしいトルコ。

 そのトルコ軍特殊部隊のホーク隊が、危険な地域へと踏み込み、戦いを繰り広げている様を描いている。

 冒頭から、厳しい戦闘を強いられ、壊滅的な危機に迫られる。

 何か、これがクライマックスの戦闘ではないかと思われるような展開。

 その後、敵の真っ只中に墜落、脱出したパイロットを救うために、敵の陣地へと踏み込んでいく。

 クライマックスはこれまたテロリストたちが、大勢集結する所で戦いを挑んでいく。


 ストーリーとしては、冒頭から緊迫感いっぱいの展開が繰り広げられ、正に最初からクライマックス。

 その後も緊迫感あり、惹き込まれる展開にはなっている。

 わずかな人数で多数の敵を相手にするという展開は、これまでにもある設定であったが、その最中に士気を上げるための言葉がやたらと多かったな。

 国、家族のために命を賭して戦うことを叫び、士気を上げていく兵士たち。

 たとえ危険な状況でも仲間を決して見捨てない。

 そんな言葉の繰り返しで、ちょっと軍の兵士たちの士気を上げるための作品、プロパガンダのような感じもする作品だったな。

 軍事大国であるというトルコは、良心的兵役拒否を認めないということらしく、そのための作品という気がしなくも無かったかな。

 多勢に無勢の戦闘に挑むという展開は興味深く、緊迫感もある作品ではあったな。

/5

監督:チャアタイ・トスン
出演:ブラック・オズチヴィット、ケレム・バーシン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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