CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-330「ツングースカ・バタフライ サキとマリの物語」(日本)

2019年12月25日 00時35分07秒 | 日本映画
自衛隊を辞めた後、窃盗関係の仕事をしてまして
 サキは働いている工場で過去の過ちがばらされ、自主解雇の目に遭う。それは悲しい出来事であったが、慣れた日常でもあった。
 ある日、サキはコンビニで万引きした少女・マリを助ける。マリはシングルマザーの母に疎外されながらも愛情を求め、サキと同じように心と体に傷を負っていた。サキはマリの純粋さに触れ、二人の間に友情が芽生える。
 しかし、マリの母は特殊詐欺グループのボスに嵌められ、マリにも魔の手が襲い掛かろうとしていた。
 怒りに震えるサキは、自ら封印した過去を振り払い、反撃に出る。(「KINENOTE」より)


 亜紗美を知ったのは「片腕マシンガール」を観た時で、その後「逆襲!スケ番★ハンターズ 地獄の決闘」「アイアンガール」など幾つものアクション映画に出演しているのを見てきた。

 その亜紗美が主演である共に、引退作となるらしいアクション。

 
 かつて傷害致死によって刑務所に入ったことのあるマリ。
 働いていた工場でもその過去が明らかになり、自主解雇になり、その後もなかなか就職できない。

 そんなマリが、シングルマザーの母親と暮らしながら、学校にも行かず、食事のために万引きをする少女、マリと出会う。

 幼い時の自分を見るような気がして、目が離せなくなり、共に過ごすようになる。

 
 母親は家事を全くしない、自分のために金はかけるが、娘に関してはおかまいなし。
 しかも学校にも行かせていないよう。

 恋人である工藤がその母親に対し、冗談とも本気とも付かずに娘を殺すことを提案したりし、果たしてこの先どうなるのか気になる展開。

 しかし、サキがマリを助けるため、昔とった杵柄で大金強奪を行うのだが、それが思わぬ影響を及ぼすことになる。


 アクション女優、亜紗美が炸裂の作品だったな。

 特にクライマックスで大人数を相手にしてのアクション、そして強敵を相手にボロボロになりながら戦うシーンなど、見応え充分のアクションを見せてくれる。

 そして幼い少女、マリとの交流と、危険な状況へと陥った彼女を助け出すために闘いに挑むという、「レオン」「グロリア」かを多少思い出させるような展開。

 ラストはスッキリさせるアクションであった。

 
 狂気を持ち合わせている工藤という男であったが、最後は多少なりとも情けがあったということなのか。

/5

監督:野火明
出演:亜紗美、丁田凛美、加藤理恵、施鐘泰、笠原竜司、黒板七郎
   横山利彦、むかい誠一、松井理子、大野勢姫、山本麻貴、若狭ひろみ
於:渋谷ユーロスペース

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