CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-222「ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」(日本)

2020年12月31日 18時05分07秒 | 日本映画
この事件に被害者はいるのでしょうか?
 警視庁No.1の検挙率を誇る捜査一課刑事・犬養隼人と頭脳明晰な女性刑事・高千穂明日香は謎の医師ドクター・デスを追っていた。
 それは闇サイトを通じて依頼を受け、難病に苦しむ患者を次々と安楽死させる連続殺人犯。しかし遺族はドクター・デスに感謝しており、捜査への協力には消極的で、なかなか犯人へつながる手掛かりが得られない。
 それでも、ついに同行していた看護師を突き止める犬養と高千穂だったが。(「allcinema」より)


 130人もの人を安楽死させ、ドクター・デスと呼ばれたジャック・ケヴォーアキン。

 その実在した医師をモデルとした事件を刑事の犬養と高千穂の二人が追うクライム・サスペンス。

 末期患者に対し、安楽死を請け負うドクター・デス。

 闇サイトで依頼を請け負い、しかも無報酬。

 しかも、被害者の遺族からは感謝されており、事件が発覚し、犬養たちが捜査を開始しても、協力することに消極的。

 それでも、何とか安楽死に同行していた看護師を突き止めるのだが、そこから思わぬ真実が明らかとなっていく。

 事件の捜査として展開される話であるが、末期患者に対する安楽死というかなりきわどい問題を題材にしている。

 その是非に関する議論が深く行われなかったことが良かったかなという印象。

 その問題を掘り下げると、結構後味悪くなりそうだったからな。

 ドクター・デスと思われる医師に関しては、映像的にはなかなかその顔を見せない。

 ただ、声を聞いただけで、誰が演じているのかはすぐ判ってしまったな。

 看護師に関しては、最初登場した時には、誰が演じているのか全く判らなかった。
 その後、違う姿で現れた時は、驚きと共に、この人だったのかと判る。

 犬養には、腎臓に病を持ち、ドナーを待つ11歳の娘、紗耶香がいるが、その紗耶香が事件に巻き込まれてしまう。

 果たして、犬養と高千穂はドクター・デスを捕らえることが出来るのか。
 そして、紗耶香を救うことが出来るのか。

 安楽死という問題に関して、それ程掘り下げなかったことは、エンターテインメントとしては良かったかなという印象。

 ややクライマックスの展開の緊迫感が弱かったかな。

/5

監督:深川栄洋
出演:綾野剛、北川景子、岡田健史、前野朋哉、青山美郷、石黒賢
於:TOHOシネマズ池袋

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