CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-221「人狼ゲーム デスゲームの運営人」(日本)

2020年12月31日 16時26分36秒 | 日本映画
心を殺すんだ
 命がけの人狼ゲームで“運営人”の一人として働いていた正宗だったが、参加者の中にかつて家庭教師として教えていたことのある女子高生・夏目柚月がいることに気づく。
 どうしても彼女を救いたい正宗は、こっそり柚月にヒントを伝えていくのだったが。(「allcinema」より)


 人気心理ゲームをモチーフに実写映画化したシリーズ、「人狼ゲーム インフェルノ」に続く第8弾。

 もう8作目になるんだな。

 話の展開としては、拉致された高校生男女が強制的に人狼ゲームに参加させられ、命を賭けて行うというもの。

 この展開は変わらないので、徐々にシリーズが進むごとに趣向を凝らしていっているよう。

 本作は、ゲームの参加者ではなく、ゲームを運営する側に属する男、正宗を主人公として、運営側からの視点で話が展開していく。

 そのためゲームの中で、毎夜殺す人間を決める様も短めであったし、参加者同士の駆け引きもやや弱めだったかな。

 運営者である正宗は、参加者の中に、かつて家庭教師として教えたことのある女子高生、夏目柚月がいることに気付き、心揺さぶられる。

 そのことを同じ運営者である琥太郎に話し、彼女を助けることを告げる。

 正宗はあの手この手で柚月にヒントを伝えていく。

 この正宗の行為がゲームにどのような影響を与えるのか気になると同時に、最後までゲームが成立するのか気になるところである。

 もちろん同じ運営者たちにも知られることはないのかも気になり、ゲームの進行とは別のところで緊迫感が生まれる。

 いよいよ生き残った人数もわずかとなり、どんどん柚月の身も危険になっていく中、大きな山場となる夜に正宗はあることに気付くが、そこからゲームの裏に隠された真実が明らかになるという結末。

 ちょっと凝った設定にしており、その結末に少なからず驚きを感じさせてくれる展開で、面白かったと思える作品になっていたな。

/5

監督:川上亮
出演:小越勇輝、中島健、ウチクリ内倉、花柳のぞみ、坂ノ上茜、桃果、朝倉ふゆな
   森山晃帆、星れいら、山之内すず、三山凌輝、森本直輝、黒沢進乃介、福崎那由他
於:シネマート新宿

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