CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-273「アド・アストラ」(アメリカ)

2019年11月09日 23時27分39秒 | アメリカ映画
あとは歴史が判断する
 地球外知的生命体の探求に人生を捧げた父クリフォードに憧れ、自らも宇宙飛行士の道へ進んだロイ。
 ある日彼は、探索の旅へと出発してから16年後に太陽系の彼方で行方不明となった父がまだ生きていると告げられる。しかも彼は、太陽系を滅ぼすほどの力を持つ極秘実験に関わっていたという。
 そこでロイは、父を探し出し、危険な実験を阻止するという人類の未来を懸けた過酷なミッションに臨むべく、壮大な宇宙空間へと旅立っていくのだったが。(「allcinema」より)


 地球外生命体の探求のため出発し、太陽系の彼方で行方不明となった父親を捜すため、16年後に宇宙へと旅立つことになった宇宙飛行士ロイ・マクブライド。

 そんな彼の探索行と心模様を描いたSFアドベンチャー。

 
 父親が行方不明となって16年。
 すでに亡くなっていると思っているロイであったが、ある日太陽系に壊滅的打撃を与える宇宙線が発生。

 それに関わっているのがロイの父親ではないかと考えられ、ロイは火星に渡り、父親を説得するよう指令を受ける。

 火星に渡ったロイは父親の真実を知り、自ら父親を見つけ出すため太陽系の彼方へと旅立つことにする。


 ロイが火星から太陽系の彼方を目指す行程で、略奪者に遭遇したり、ロケットへの乗船で揉めて死亡者が出るなど、幾つかの事件が発生する。

 そんな見た目の事件を描いたサスペンスと共に、ロイ自身の内面を映し出す。

 ロイ自身、父親が戻ってこなかったことが要因で心を閉ざす傾向にあり、外面は作り出したもので他人に対応している。

 ロイの独白シーンも多く、そこにロイの心情が表される。

 最終的にロイが父親に関して辿り着いた真実とその結末に関しても、やや判断し辛いところがあったかな。

 哲学的な内容を伴った作品ではあったが、退屈するというような印象も受けず、時折、挿入される事件などがいい按配になっているよう。

 宇宙へ出るということは、どこか日常から抜け出すことと、孤独感によって考えることも多いということなんだろうな。

/5

監督:ジェームズ・グレイ
出演:ブラッド・ピット、トミー・リー・ジョーンズ、ルース・ネッガ、リヴ・タイラー
   ドナルド・サザーランド、キンバリー・エリス、ローレン・ディーン、ボビー・ニッシュ
於:TOHOシネマズ新宿

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