CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-090「仮面病棟」(日本)

2020年03月10日 00時29分56秒 | 日本映画
川崎14のお陰だ
 若い医師・速水秀悟が先輩医師に頼まれ、田所病院で一夜限りの当直を引き受けたその日、コンビニ強盗を働いたピエロの仮面の凶悪犯が病院を占拠し、自分が撃った女子大生・川崎瞳の治療を速水に要求する。
 戸惑いつつも治療に当たる速水は、通報を頑なに拒否する院長をはじめ病院関係者の不可解な言動にも次第に不審を抱くようになるのだったが。(「allcinema」より)


 かつては精神病院であった田所病院が、コンビニ強盗を起こしたピエロの仮面を被った男に襲撃される。

 病院にいるのは、64人の入院患者たちと、院長と2人の看護士、そしてその日先輩医師に代わり、当直医として初めて田所病院を訪れた医師の速水。

 ピエロに撃たれたという女子大生の川崎瞳を治療する速見。

 ピエロの仮面を被った犯人は金を奪うものの、他にも何か目的があるような様子で速水たちを院内に閉じ込める。

 速水はやがて、犯人の様子、更に院長たちにも不審な様子を感じ取り、瞳を護りながら、その秘密を見つけ出そうとする。

 病院内に閉じ込められることとなった速水たちの必死の対峙と捜索が描かれるサスペンス・ミステリー。

 速水が院内を探ることによって、徐々に院内で行われていたことが明るみになっていく展開。

 それがピエロの犯人に結びついているのか。

 更にこの占拠に関わっているのは、ピエロの犯人だけではないということも仄めかされる。

 気になってくるのは、速水は3ヶ月前に結婚を決意した恋人を事故で亡くし、その際、恋人の兄であり、先輩医師が勤める田所病院に救急搬送を依頼するが、断られてしまったという過去があること。
 そこに怨みが残っていないか。

 ただ、徐々に明らかになっていく院内で行われていた秘密と、速水と瞳たちが途中で交わした会話で、ピエロ以外の犯人は予測つくものだったかな。
 そして、もう一つ気になったのが、怪我の状態だったな。

 しかし、ある意味ピエロの正体は思ってもいなかった人物だったし、更に病院内から展開していくのも意外だったな。

 
 多分どんでん返しとは言えないとは思うが、凶行に及ぶ理由や、真実を解き明かそうとする様などは興味深い展開のサスペンスであった。

/5

監督:木村ひさし
出演:坂口健太郎、永野芽郁、内田理央、江口のりこ、朝倉あき、丸山智己
   笠松将、永井大、佐野岳、藤本泉、小野武彦、鈴木浩介、大谷亮平、高嶋政伸
於:TOHOシネマズ新宿

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