CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-289「この動画は再生できません THE MOVIE」(日本)

2024年09月21日 11時13分31秒 | 日本映画

オレ何ができるの?

 ホラーDVDシリーズ「本当にあったガチ恐投稿映像」。このDVDを制作する編集マンの江尻とオカルトライター⻤頭のもとには、倒産した映画会社の倉庫で発見されたという、いわくつきのDVDや、世直し系を自称する動画配信者が迷惑者を懲らしめるという名目で廃ビルを探索する生配信映像など、複雑な事情を抱えたさまざまな映像が届く。

 これらの映像の裏に隠された秘密を、知識や持ち前の洞察力で推理していく江尻と⻤頭だったが、彼らはやがて事件に巻き込まれていく。(「作品資料」より)

 

 人気深夜番組の劇場版。

 ホラーDVDシリーズの編集マンとオカルトライターであった江尻と鬼頭が、いわくつきの映像を検証、考察することで裏に隠されている事実を解き明かしていく話。

 2人が携わっていた仕事から、心霊系の映像を探る話かと思っていたが、ある理由から幽霊は写真や映像には映らないと判断している。

 それでは2人は何を検証、考察するのか。

 ウェブ編集の編集長が持ち込んできた、20年前に製作された自主映画。

 あるユーチューバーが生配信した事故映像。

 そして編集前の街歩き番組の映像。

 3本の映像が映し出され、それを観た江尻が映像に映っているもの、映っていないものを考察していく。

 鬼頭はどちらかと言えば、それを聞いているだけ。

 この2人の掛け合いのような会話は、笑いを誘って面白かったな。

 江尻が映像を考察、そこから隠されていた事実を導き出す展開は興味深かった。

 そして3本の映像が全て1つに繋がることを導き出す江尻。

 果たしてその事実、事件とは何なのか。

 笑いもあって面白かったが、映像の考察、そしてそこから繋がっていく事件と、展開も面白い作品だった。

 考察によって江尻たちは危機に陥り、最後は霊が現れ助けるかと思ったりもしたが、そんなことはやはり起こらなかったな。

/5

監督:谷口恒平

出演:加賀翔、賀屋壮也、和田雅成、平野良、世古口凌、アキラ100%、桃月なしこ、福井夏、あべこうじ

於:シネマート新宿


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 24-288「箱男」(日本) | トップ | 24-290「シュリ」(韓国) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本映画」カテゴリの最新記事