愛と金ってどこか似ている、人殺しがつきもの
ファッション界の大物ミスター・ウォーレンドルフのひとり娘で人気インフルエンサーのジェニファーは、金や権力にしか興味のない両親や大人たちに嫌気がさしていた。
そんなある日、母親が大量の金塊を探していることを知る。そして、その金塊はジェニファーの友人のシンシアが、仲間とともに襲ったトラックの中にあるものだった。
金塊を手に入れてやろうと考えたジェニファーは、父親が作った、世界中で愛用される赤いハイヒールに隠された秘密を知っていることを武器に、狂った世界を生き延びるために進むべき道を選択していく。(「作品資料」より)
赤いハイヒールだけ作るが、大ヒットし、大金持ちであるウォーレンドルフ家。
しかし、ウォーレンドルフとその妻は狂気を帯びている。
冒頭のCM撮影と称するシーンからそれが表される。
人気インフルエンサーである娘のジェニファーはそんな家にいることも少なく、恋人のケインと出歩き、ケインが屯している地下住人の元を訪れている。
そんな地下住人のシンシアたちは輸送トラックを襲撃して、物資を調達している。
ある夜、シンシアたちはウォーレンドルフのトラックを襲うが、そこには大量のラーメンが積まれているだけで、シンシアたちはそのトラックを近くの沼に捨てる。
しかし、そのトラックには秘密が隠されていた。
話の流れは掴み辛かったな。
狂気の様を見せる両親であるが、ジェニファーも酒とクスリに浸かって、奇抜な行動をしたりする。
結局クライマックスは、そのジェニファーが近しい人たちに行動を起こすというもの。
殺しのシーンも多く、人体破壊もされるが、全体的にはブラックなユーモアに包まれている。
共感できる登場人物はほぼいないが、話の行き着く先が気になり、少しぶっ飛んだ雰囲気が面白い作品だった。
シンシアたちは食糧調達のためにスーパーを襲ったりしているが、大量のラーメンは捨てるんだな。
/5
監督:アダム・シャーマン
出演:ヴァネッサ・マラーノ、ジェームズ・ラストヴィッチ、ナターシャ・ヘンストリッジ、ロン・パールマン
於:シネマート新宿
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