CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-083「KAPPEI カッペイ」(日本)

2022年04月12日 23時45分25秒 | 日本映画
今度は自分が幸せになる番じゃない?
 1999年7月に世界が滅亡するという「ノストラダムスの大予言」を信じ、乱世の救世主となるべく、人里離れた地で修行に明け暮れていた男・勝平。しかし、世界が滅亡する気配は一向にない。
 そしてある時、勝平をはじめとした「終末の戦士」たちは、師範から突如「解散」を命じられた。東京へと流れ着き、右も左もわからぬ大都会で、気弱な大学生・啓太を助けた勝平は、それをきっかけに天真爛漫な女子大生・山瀬ハルと知り合い、人生で初めての恋をする。
 そんな勝平の前に、かつてともに修行に励んだ守、正義、英雄らたちが現れて。(「作品資料」より)


 コミックを実写映画化した作品。

 終末の戦士として孤島で鍛えられていた男たちが、突然〝解散〟を告げられ、平和な日本へと放り出される格好に。

 勝平は大東京で、気弱な大学生、啓太を助けたことにより、その同級生、山瀬ハルと出逢い、恋に落ちる。

 これまで女性に接したことさえない勝平の純粋とも言える言動に笑いを引き起こされるコメディ。

 ある意味、タイムスリップによって新たなモノに接した驚きを描くのと似ているかな。

 山瀬への恋に思い悩む勝平の様子がおかしく、ちょっとほっこりさせるものがある。

 そんな中で、勝平と同じく終末の戦士である守、正義、英雄さんが現れる。

 終末の来ない、平和な世の中に怒りを感じ、終末を起こそうと企んで、勝平と対峙するのかと思ったが、彼らもそれぞれに感じるものがあり、失われた青春を取り戻そうと躍起になっている。

 アクションっぽいところもあるが、どちらかと言えば、ラブコメだったな。

 守の片想いもあり、英雄さんの恋、そして正義の尾崎の歌への啓蒙など、笑えるシーンも多々。

 もちろん勝平の言動には何度も笑わせられる。

 果たして、これまで終末の戦士として生きてきた勝平の身に起きる初恋は成就するのか。

 勝平を始め、終末の戦士たちの言動に笑わせられるコメディであった。

/5

監督:平野隆
出演:伊藤英明、上白石萌歌、西畑大吾、大貫勇輔、古田新太、森永悠希、浅川梨奈、倉悠貴、橋本じゅん
   関口メンディー、鈴木福、かなで、岡崎体育、山本耕史、小澤盛悦、アントニー、大トニー
於:TOHOシネマズ池袋

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