CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-039「バッド・ヘアー」(アメリカ)

2021年02月20日 14時35分45秒 | アメリカ映画
体は人でも、魂は魔女に支配されている
 1989年。テレビ局の司会者を目指す黒人女性は、“出世したければ、髪型を変えなさい”と上司から言われ、癖毛を治すため、他人の髪を植毛する。
 その日から仕事は順調に運び始めるが、なぜか周囲で人が消えるようになり。(「KINENOTE」より)


 仕事のために植毛した女性が体験する恐怖を描いたホラー。

 テレビ局で音楽番組の司会を目指すアナは、上司から、成功するなら髪型を変えろ、と言われ、意を決して癖毛を治すために他人の髪を植毛する。

 サラサラのロング・ヘアーになったアナは、周囲から注目され、仕事も波に乗るのだが、どことなく髪の毛に違和感を感じるようになる。

 そして、ついに髪の毛が勝手に動き始め、目の前の人間を殺してしまう。

 そんな髪の毛に取りつかれてしまったアナの運命を描いている。

 次々とアナの周りで人がいなくなっていく恐怖を描いているが、どことなくコミカルな雰囲気も併せ持っている。

 最初は髪が勝手に他人を襲うのだが、徐々にアナの様子も変わってくる。

 やっぱり、どこかコンプレックスを感じている人間が、ちょっとした変化で自信がついていくということが判るな。

 最初は植毛をして良かったと思うアナであるが、怪しいことが起こってばかりで、恐怖を感じるようになる。

 果たして、アナの運命はどうなるのか。

  植毛は雨など、水に濡らしたらダメだということであったが、カツラではないので、外すことも出来ない。
 シャワーや風呂はどうしていたんだろうと気になってしまったな。

 ちょっとコミカルな雰囲気を孕みながら展開する恐怖とアナの行き着く先が興味深かった。

 一応問題は解決するのだが、根本的な解決ではなかったな。

 そもそも他人の髪を移植するというのも躊躇しそうだが、植毛のシーンを見ていると、かなり痛々しい。
 本当にこんなやり方なのかな。

/5

監督:ジャスティン・シミエン
出演:エル・ロレイン、ジェイ・フェイロー
   リナ・ウェイス、ケリー・ローランド、ラヴァーン・コックス
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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