CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-019「アクセル・フォール」(オーストラリア)

2022年01月25日 22時23分20秒 | オーストラリア映画
未来の私が見ている
 エレベーターの中で、目隠しされ手を縛られた状態で目を覚ましたアリア。
 そこは120階建て超高層ビルで、エレベーターは彼女を閉じ込めたまま急降下を繰り返す。壁に設置されたモニターからは、アリアの父が拷問を受ける様子を捉えた映像が流れている。
 死へのカウントダウンが刻まれる中、どうにかエレベーターから脱出して父を救おうと奮闘するアリアだったが。(「作品資料」より)


 一人の少女、アリアが高層ビルのエレベーターの中で縛られた状態で目を覚ます。

 そしてエレベーターは上層階から急降下し、ブレーキがかかるとアリアは床に叩きつけられる。

 その繰り返しの中、モニター越しにロシアン・マフィアに捕らわれ、拷問を受ける父親の姿が見える。

 物語の9割方は、エレベーター内のアリアの姿が映し出され、あとはモニター越しの父親の姿、そしてアリアの幼い頃の様子が映し出されるくらい。

 携帯電話のボイス・メールに残された音声で、母親に何があったか、何故アリアはエレベーターに閉じ込められているのかが判るようにしてある。

 謳い文句でもあるが、閉じ込められたエレベーターからどのように脱出するのかというシチュエーション・スリラーという感じだが、時折挿入される幼い頃の様子が、現実離れした能力を有しているように見える。

 そして、一緒に現れる双子の姉、ザラ。

 設定はそれとしても、どうも全体的な話としては、アリアは人知を超えた能力を有しており、それはいつ覚醒、戻るのかということに焦点置かれている感じ。

 イメージ的にはYA小説を原作とした作品のようであったな。

 エレベーターがあれ程急降下し、ブレーキがかかって、体を叩きつけられるというシーンが続き、かなり痛々しさを感じる作品ではある。

 ラストはロシアン・マフィアのリーダーは階段で降りていくし、ザラ自身も登場しておらず、彼女を捜しに出かけるような展開となり、やっぱり3部作を前提に作られたような作品というイメージ。

 一つの危機に陥ったアリアの脱出行が気なる作品であった。

/5

監督:アンティーン・ファーロング
出演:シャーロット・ベスト、ジョニー・パスボルスキー、アンドリュー・ジャック
   スーザン・プライアー、リリー・スチュアート、アレックス・メングレット
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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