CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-257「LUCK-KEY ラッキー」(韓国)

2017年08月30日 01時01分41秒 | 韓国映画
本当に84年生まれ?
 完璧な仕事ぶりで裏社会にその名を轟かす伝説の殺し屋、ヒョンウク。
 ある日、銭湯で足を滑らせて頭を強打し記憶喪失となってしまう。偶然その場に居合わせた売れない貧乏役者ジェソンは、男が金持ちと思い込み、とっさにロッカーの鍵をすり替えてしまう。
 そうとは知らず、自分を売れない役者ジェソンと信じ込むヒョンウク。生来の完璧主義を発揮して俳優業にも真剣に取り組んでいくが。(「allcinema」より)


 伝説の殺し屋である男、ヒョンウクが銭湯で足を滑らせて頭を打ち、記憶喪失に。
 偶然その場に居合わせた、人生に絶望した売れない役者のジェソンが、ヒョンウクのロッカーの鍵を自分のものとすり替える。

 ジェソンは、ヒョンウクの持つ高価な車やマンションを堪能。
 一方で、記憶喪失になったヒョンウクは自分をジェソンだと信じ込み、何とか自分を取り戻そうと奮闘する。

 そんな入れ替わった二人が引き起こす騒動を描いたサスペンス風コメディ。


 堺雅人、香川照之共演の「鍵泥棒のメソッド」を韓国でリメイクした作品。

 銭湯の事故で二人の人生が入れ替わるという設定は同じだが、その後の展開は変わっていたな。

 記憶を失ったヒョンウクが、自分はジェソンだと思い、更に手元にあった情報から、84年生まれの32歳だと言うのだが、それを聞いた誰もが驚くというシーンが非常におかしかった。

 その後、得意だという包丁捌きで、救命士のリナの実家の料理屋で働き、その仕事振りが人気を呼んだり、エキストラの仕事から真面目に役者を勉強して人気俳優になっていくなど、殺し屋であったはずの男とのギャップが面白く、微笑ましい。

 ジェソンの方は、ヒョンウクが監視していたと思われる女性と知り合いになっていくのだが、やがて思わぬ危険にはまり込んでいく。

 ヒョンウクが記憶を取り戻してからのクライマックスの展開も、危険な状況ながら、ちょっとコミカルに、ちょっと緊迫するようなもので面白かった。

 ヒョンウクのその後の人生が気になるところであったが、鍵をすり替えたジェソンが迎える展開、結末は、こんなことしながらと考えると、今ひとつ納得し辛いものだったな。


 記憶を失いながらジェソンとして生活していくヒョンウクの様子が面白く、そして微笑ましい感じがして、楽しめる一本だった。

 しかし、俳優だとすぐにことの真相がばれてしまうんじゃないかな。

/5

監督:イ・ゲビョク
出演:ユ・ヘジン、イ・ジュン、チョ・ユニ、イム・ジヨン
於:シネマート新宿

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