CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-075「ミレニアム・マンボ」(台湾・フランス)

2024年03月07日 00時04分54秒 | 台湾映画

俺たちは別世界の人間だ

 2001年、台北。高校時代からの恋人ハオと同棲しているビッキーは、仕事もしないで酒やゲーム、クラブ通いに明け暮れるハオにうんざりしていた。

 仕方なくホステスのアルバイトを始めた彼女は、そこで出会った男性ガオのもとへ逃げ込むが、ガオは揉めごとに巻き込まれて日本へ行ってしまい。(「作品資料」より)

 

 2001年、新世紀を迎えた台北の街を舞台に、1人の女性の姿を描いた作品。

 2001年に製作され、日本では2003年に公開されたが、未見。

 本作も4Kレストア版にてリバイバル公開され、鑑賞。

 ストーリーは、ヴィッキーという女性が高校時代から付き合っているハオと裏社会に生きるガオとの付き合いで、揺れ動く感情を描いている。

 10年前を回想するという形で2001年のヴィッキーたちが描かれる。

 ハオからの束縛がきつく、ヴィッキーの鞄の中をあさったり、テレカで誰に電話をしたのかしつこく訊いたりする。

 完全にハラスメント行為であるが、暴力だけは振るわなかったな。

 台北の夜をメインに描いているが、竹内兄弟も登場し、彼らの故郷、北海道夕張を訪れたりするシーンがある。

 そして、最後は東京、新宿も訪れる。

 なかなかハオと別れられないヴィッキー。

 裏社会の男ながら安心感のあるガオ。

 そんな2人との絡みを、洒落た感じで描いている。

 冒頭のシーンは印象的であるが、その際にも、その後にも流れる音楽が更に印象的だったな。

 見た目にはストーリーがどこへ向かっているのか判りづらかったが、雰囲気はベストであった。

/5

監督:ホウ・シャオシェン

出演:スー・チー、カオ・ジエ、トゥアン・ジュンハオ、竹内淳、竹内康、ニョウ中区チェンツー、ディン・ジェンチョン

於:新宿武蔵野館


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 24-074「ザ・フェイス」(イ... | トップ | 24-076「身代わり忠臣蔵」(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

台湾映画」カテゴリの最新記事