CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-190「マガディーラ 勇者転生」(インド)

2018年09月22日 13時48分49秒 | インド映画
キミを失えば転生した意味はない
 609年、ウダイガル王国。国王の娘ミトラ姫と愛し合う近衛軍の伝説的戦士バイラヴァは、王国とミトラ姫を我が物にしようと企む軍司令官ラナデーヴの邪悪な陰謀により、非業の死を遂げる。そして時は流れ、400年後のハイデラバード。バイラヴァは、バイクレーサーのハルシャという若者に生まれ変わっていた。
 ある日、町で偶然、1人の女性の手に触れた瞬間、前世の記憶が甦るハルシャ。その女性を見失ったものの、やがてミトラ姫の生まれ変わりであるインドゥと運命の再会を果たす。
 だが、かつて2人の仲を引き裂いたラナデーヴもインドゥの従兄弟ラグヴィールに生まれ変わっており、再び悪逆非道な罠を仕掛けてくる。(「KINENOTE」より)


 日本でも大ヒットしている「バーフバリ 伝説誕生」「バーフバリ 王の凱旋」のS.S.ラージャマウリ監督の2009年製作の作品。

 インド映画はこういう設定が好きだなという印象がある、時代を超えた運命と恋の物語。

 400年前、非業の死を遂げた戦士、バイラヴァとミトラ姫の魂が、現代に生きるハルシャとインドゥへと受け継がれている。
 そんな二人が運命の出遭いを果たしながら、様々な困難に突き当たる様を描いている。

 400年前に二人の仲を裂き、王位も狙い、二人を死に追いやったラナデーヴもインドゥの従兄弟、ラグヴィールとして生まれ変わっており、ハルシャとインドゥの仲を裂き、インドゥを我がものにしようと画策する。

 このラグヴィールが、その様相も言動もいかにも悪者という感じ。
 ここまでむき出しにする悪党っているのか。
 
 400年前と現代の二人の運命が並行して描かれ、その行き先が気になる展開。
 400年前の結末は判っているのだが、それでもバイラヴァの勇姿が気になる。

 細かい部分は気にしないような大げさなシーンも多いが、スケールも壮大で、インド映画らしい歌と踊りのシーンも楽しめるエンターテインメント。

 そんなことまで出来るのか、と驚きと呆れを感じさせる展開もあるが、最後はスッキリさせてくれる結末だった。

/5
 
監督:S.S.ラージャマウリ
出演:ラーム・チャラン、カージャル・アグルワール、スリハリ、デヴ・ギル、スニール、サラット・バーブ
於:新宿ピカデリー

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