CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-288「劇場版ほんとうにあった怖い話2019 冬の特別篇」(日本)

2019年11月23日 00時33分18秒 | 日本映画
お菓子が欲しいんじゃないの
 <第一怖「Trick or Treat」>
 夏休みの夜、大学生の雄都と龍、航一の3人は、肝試しのためにある廃墟を訪れる。都市伝説好きの龍が、オカルトサイトで見つけた儀式“悪魔のトリック・オア・トリート”をしようと提案したのだ。
 ところが、その儀式は現代の一般的な“トリック・オア・トリート”とは異なり、“悪魔に捧げたご馳走を皆で食べる”ことで、力を持つ悪魔と契約するというものだった。
 <第二怖「Phantasm」>
 美優の夫・守は、普段からサプライズで美優を驚かせようとするユーモアのある人間だった。
 ある日、美優がパートから帰宅すると、部屋中にトイレットペーパーが散乱。それは、ハロウィンでお菓子を貰う事を拒絶された子どもたちが行う典型的なイタズラだった。美優は、またしても夫の仕業だと思い込み、渋々片付けを始めるが。
 <第三怖「The Door」>短大を卒業した亜矢子が就職し、都内で独り暮らしを始めた頃。いつものように公園でお弁当を食べていると、少し離れた場所から年配の外国人女性が自分を見つめていることに気づく。
 その日から、亜矢子の周りで奇妙な事が起こり始め。(「KINENOTE」より)


 一般投稿者の話を基に製作されたというオムニバス・ホラー。
 「劇場版ほんとうにあった怖い話2018」に続くシリーズ作品ということか。

 1つ目と2つ目のエピソードはハロウィンの時期に起こったという恐怖を描いたもの。

 「Trick or Treat」では、3人の大学生がオカルトサイトで見つけた儀式を試すため訪れた廃墟で体験する恐怖を描いている。

 悪魔と契約する儀式だということで、航一が1人廃墟の中で料理をすることになるが、そこから彼らは恐ろしい出来事を体験する。

 恐怖というか妙な出来事と言った方がいいかもしれないが、料理の中身が指や耳に見えたり、航一の様子がおかしくなっていく。

 儀式に関してはオチがあり、実際何が起こったのか判らないことが恐怖のよう。


 「Phantasm」で描かれるのは、ある夫婦が家の中で体験する恐怖。

 誰もいないはずの部屋の中で、トイレット・ペーパーが散乱したり、至る所にお菓子が落ちていたりする。

 そして、ハロウィンが訪れた時、夫婦の元に思わぬ恐怖が訪れる。

 驚かせるシーンもあったが、部屋の中に何かいるかもしれないというゾッとするような恐怖も感じさせてくれたな。

 よくあるような恐怖のエピソードではあったが、その分怖さもあったかな。


 「The Door」はハロウィンとは関係のない話であったが、公園で亜矢子を見つめる外国人の女性の姿が怖かったし、彼女の部屋で繰り広げられる光景も怖かった。

 本格的なホラーの様相を見せているので、怖さ充分のエピソードであった。

 短大を出たばかりで都内で一人暮らしという部屋にしては、結構大きな部屋だったな。

 
 このシリーズはそれ程怖くないかなと思っていたが、本作は意外と恐怖を感じさせるものがあったな。

/5

監督:鳥居康剛
出演:橋本祥平、飯窪春菜、小牧那凪、塩顕治、吉田大輝
   佐倉星、市原朋彦、布施愛織、イルディ、内山愛、蒼波純
於:渋谷ユーロスペース

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