CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-149「インサイド」(スペイン・アメリカ)

2018年07月16日 18時57分56秒 | アメリカ映画
あなたは私が誰か知っている
 妊婦のサラは交通事故に遭い、同乗していた夫を亡くし、自身も重傷を負う。お腹の子どもは無事だったが、サラには補聴器なしでは音が聞こえない障害が残ってしまった。
そんな中、出産が間近に迫ったある夜、電話を貸してほしいとドアをノックする女が現われる。不審に思い追い返したサラだったが、念のため警察に来てもらう。
事情聴取を終え、再び眠りにつこうとしたサラは、部屋の中に浮かび上がる見知らぬ女の影に気づくが。(「allcinema」より)


 クリスマス・イブ、一人で家の中にいた妊婦のサラが、正体不明の女に襲撃される様を描いたシチュエーション・スリラー。

 2007年製作のフランス映画、「屋敷女」のリメイクである。


 自動車の衝突事故で夫を失い、自らは聴覚に障害を負ったサラ。

 奇跡的に無事であったお腹の子供と共に悲しみの中暮らしている。

 そんなサラの元に、突然見知らぬ女が来訪し、彼女を襲撃する。


 冒頭、テロップでアメリカの乳幼児誘拐の事情を流し、また女がサラに、医者が言っていたような子宮収縮剤のようなものを点滴するので、狙いはお腹の中の子供だろうということは予想できる。

 そんな女から身を護ろうと奮闘するサラ。

 二人の女が対決する中、家にはサラの母親や隣人、そして警官まで訪れるのだが、惨劇が繰り広げられる。

 正体不明の女の狂気が凄まじく、邪魔する者には容赦無し。
 家の中は血みどろの様相を呈していく。

 薬を打たれたせいで、子供が産まれそうになるサラ。
 そんな体で謎の女に相対していく。

 謎の女の目的は胎児であることは判るが、果たしてその理由は。
 乳幼児の人身売買をするような組織の一員には見えないからな。

 その理由は最後に明かされるが。

 母親としての強さを持つ二人の女の対決という具合かな。

 
 思いもかけない恐怖に陥れられるサラの恐怖と、正体不明の女の狂気が恐ろしいシチュエーション・スリラーであった。

/5

監督:ミゲル・アンヘル・ビバス
出演:レイチェル・ニコルズ、ローラ・ハリング、アンドレア・ディヴァダル
於:TOHOシネマズ新宿

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