CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-136「シェイプ・オブ・ウォーター」(アメリカ)

2018年06月16日 00時36分17秒 | アメリカ映画
ネコを一匹食べられた
 1962年、アメリカ。口の利けない孤独な女性イライザは、政府の極秘研究所で掃除婦として働いていた。
 ある日彼女は、研究所の水槽に閉じ込められていた不思議な生きものと出会う。アマゾンの奥地で原住民に神と崇められていたという“彼”に心奪われ、人目を忍んで“彼”のもとへと通うようになる。
 やがて、ふたりが秘かに愛を育んでいく中、研究を主導する冷血で高圧的なエリート軍人ストリックランドは、ついに“彼”の生体解剖を実行に移そうとするのだったが。(「allcinema」より)


 昨年度のアカデミー賞作品賞を獲得した作品。

 監督は「パンズ・ラビリンス」「パシフィック・リム」のギレルモ・デル・トロで、アカデミー賞監督賞も受賞している。


 1962年の冷戦下、政府の極秘研究所で働く女性、イライザが、研究所に連れてこられた不思議な生き物と心を通わせていく物語。

 異種の生き物との恋物語というのは、これまでにもよく描かれたテーマのファンタジー。

 本作はそれにちょっとグロテスクな要素とエッチな要素を加えたような作品だったかな。

 不思議な生き物の研究を主導する軍人のストリックランドの冷酷さの下、米ソの水面下での争いも描かれる。

 そんな中、イライザと不思議な生き物は心を通わせ、恋に落ちていくが、イライザは幼い頃のトラウマによって口が利けず、不思議な生き物も言葉を発しない。

 しかし、お互い言葉が通じないながらも、身振り手振りで心を通わせることができる。
 言葉を発せないからこそ、心を届けることができたのかなという感じ。

 そして、研究所で不思議な生き物がどのような処置を受けるかを知り、イライザは行動を起こす。

 果たして、不思議な生き物の運命はどうなるのか。
 そして二人の恋の行方はどうなるのか。

 
 グロテスクさコミカルさ、そしてエロティックさを混ぜ合わせた中でのオーソドックスとも言えるファンタジー・ロマンス。

 最後はハッピー・エンドと受け取れるのかな。

/5

監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:サリー・ホーキンス、オクタヴィア・スペンサー、マイケル・シャノン、リチャード・ジェンキンス
    ダグ・ジョーンズ、マイケル・スタールバーグ、デヴィッド・ヒューレット、ニック・サーシー
於:TOHOシネマズ シャンテ

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