インド人もびっくりのカレーを作るわ
高校の美術室で出会い恋に落ちた雪夫と由茉。幸せな日々を過ごしていたある日、雪夫は由茉から突然、彼女の余命があと1週間しかないことを告げられる。
心臓に病気を抱える由茉はすでに自分の運命を受け止めており、残された人生を精いっぱい生きようと決めていた。
憧れていたファッションに挑戦し、大好きなカレーを食べに行き、そして何よりも残り少ない日々を雪夫と一緒に過ごしたいと話す由茉に、雪夫は動揺しながらも寄り添うことを決意する。(「作品資料」より)
突然由茉が、自分があと1週間の命だと告げ、聞かされた彼氏の雪夫は驚き、戸惑うばかり。
よく重い病気を抱えた彼女、彼に対し、それでも恋を告げるという話があるが、本作は既に付き合っている彼女から余命を告白され、残りの日々を彼女の満足のいくように過ごそうとする彼氏の話。
しかし、その1週間に雪夫の心には様々な想いが交錯する。
もちろん何とか生き延びる手段がないものか、自分で調べたりする。
由茉は達観したような感じで、残りの時間に好きなことをし、好きな人と過ごすことを望む。
雪夫は、恐怖感から取り乱したりし、一緒にいる時に亡くなる可能性もあることから、一緒に過ごすことを恐れる。
それでも最後は受け止め、由茉の望むことに付き合おうと決める。
結末は見えているが、切なくて、それでも幸せな日々を描いており、興味惹かれる話であった。
2人のやり取りも切ないのだが、由茉の両親、母親の想いの方に泣かされたな。
彼氏も両親も覚悟を持たないと、身が持たないだろうが、そのため由茉も幸福な時間が過ごせたのだろうな。
/5
監督:篠原哲雄
出演:窪塚愛流、蒔田彩珠、橋本愛、山崎まさよし、吉田羊、青木美沙子
於:グランドシネマサンシャイン池袋
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