CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-115「ハンターキラー 潜航せよ」(イギリス)

2019年05月04日 09時29分44秒 | イギリス映画
大事なのはどちらだ、規則か生きることか
 ロシア近海で米海軍原子力潜水艦が姿を消す。すぐさま“ハンターキラー”と呼ばれる攻撃型原子力潜水艦アーカンソーが捜索に向かう。艦を率いるのは現場たたき上げの異色艦長ジョー・グラス。
 やがてロシア国内でクーデターによりロシア大統領が監禁されたことが判明。米国大統領は、未曽有の危機を回避するため、ネイビーシールズの地上偵察部隊とアーカンソーの連携によるロシア大統領の救出を決断。
 しかしそれはアーカンソーにとっては、機雷原とソナー網が張り巡らされた絶対不可侵のロシア海域に潜航しなければならないというあまりにも過酷なミッションを意味していたのだが。(「allcinema」より)


 ロシア近海で消息不明となった潜水艦捜索のため、ジョー・グラスを艦長とする攻撃型原子力潜水艦アーカンソーが派遣される。

 そんな彼らが、ロシア国内でのクーデター発生により、危険なミッションを担うことになる様を描いた潜水艦アクション。

 アメリカ原潜、更にロシアの原潜も沈没し、いったい何が起こっているのか気になるところ。

 アーカンソーが任務を遂行しているのと並行して、ネイビーシールズ地上偵察部隊がロシアに降り立ち、偵察任務を開始する。

 そして、明らかになる驚きの事実。

 ロシア内でクーデターが発生し、ロシア大統領が監禁されてしまう。

 偵察部隊とアーカンソーはロシア大統領救出の命を受け、アーカンソーは危険な海域へと潜航していくこととなる。

 
 かなり大胆な設定の話ではあったが、ロシアの海軍基地へと近づくため、機雷やソナーが張り巡らされている海域へと侵入していくシーンなどは、緊迫感いっぱいの展開。

 海中のみならず、地上での偵察部隊の任務も危険なもので手に汗握る展開であったな。

 米露が相まみれよう、第三次世界大戦が始まろうかという事態にまでなる中、果たしてジョー・グラスたちは任務を遂行し、戦争を回避出来るのか。


 助けた原潜のロシア艦長の手を借りたりして、ミッションを進めていくジョー・グラスであるが、最後はいよいよロシアからの攻撃を受けようかという展開。

 どのような作戦で難を逃れるのかと思ったが、信念と運による解決だったな。
 最後の展開は多少ロシアに配慮したところがあったように見える。

 通常の緊迫感と共に、戦争勃発の危機と、困難なミッションを遂行する緊張感もあり、面白い一本であった。


 ロシア原潜のアンドロポフ艦長を演じたのは、2017年に亡くなった「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のミカエル・ニクヴィスト。
 本作が遺作ということになったよう。

/5 

監督:ドノヴァン・マーシュ
出演:ジェラルド・バトラー、ゲイリー・オールドマン、コモン
   リンダ・カーデリーニ、ミカエル・ニクヴィスト、トビー・スティーヴンス
於:TOHOシネマズ新宿

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