CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-044「ゴールデンスランバー」(韓国)

2019年02月11日 22時50分23秒 | 韓国映画
少しは損して生きてみろよ
 ごく平凡な宅配ドライバーのキム・ゴヌは偶然にも、強盗に襲われそうになっていた人気アイドルを助けて一躍時の人に。
 そんなある日、高校時代のバンド仲間ムヨルに突然呼び出されたゴヌは、再会して間もなく、次期大統領候補が爆弾テロで暗殺される現場を目撃する。動揺するゴヌに対しムヨルは、暗殺犯に仕立てたゴヌを自爆に偽装して殺す陰謀計画があると明かし、“誰も信じるな。生きろ”と警告すると、ゴヌの代わりに自爆してしまうのだった。
 その瞬間からゴヌの命を狙う男たちが次々と現われ、訳も分からぬまま、とにかく必死に逃げ続けるゴヌだったが。(「allcinema」より)


 伊坂幸太郎原作で、堺雅人主演で映画化された「ゴールデンスランバー」

 その韓国版が本作。

 
 かつての友人が突然連絡を取ってきたことから、大統領候補暗殺犯に仕立て上げられ、決死の逃亡を図ることになる宅配ドライバーのキム・ゴヌ。

 その裏には国家による陰謀が隠されていた。

 理不尽な状況に追い込まれたゴヌが、生き延びるため必死の逃亡を繰り広げるサスペンス・アクション。


 大統領候補が爆弾テロによって暗殺される場面を目撃するゴヌ。
 かつてのバンド仲間であったムヨルは、そんなゴヌの対し、〝誰も信じるな〟という言葉を残し、自らも爆死してしまう。

 そしてゴヌは謎の男たちに追いかけられ、命を狙われる。


 国家が陰謀を企て、ゴヌを犯人に仕立て上げているということはすぐに判る。

 しかも、かなり手の込んだ計画で、ゴヌそっくりの人物まで、整形を施して用意までする。

 しかし、平凡な一般人であるゴヌは、そんな国家の陰謀に対抗できるわけもなく、ただ逃げ惑うばかり。

 そして国家はゴヌの周囲の人物にも手を伸ばし、どんどんゴヌを追い詰めていく。

 果たして、そんな状況からゴヌは逃れ、生き延びることが出来るのか。

 
 誰もがあり得る状況と作中では言っていたが、ちょっと現実感はないな。

 ただ、一般人が目立つことは、こういうことに利用される可能性が無いわけでは無いのかもしれず、怖いなと思わせる。

 ラストが日本版と違うのは、ゴヌを演じたのがカン・ドンウォンのためかもしれないな。
 その顔を失くすことは憚れたのかな。

 大きな力によって追い詰められる男の戦いとその運命を描き、ある程度話は知っていても緊張感を感じる作品だった。

/5

監督:ノ・ドンソク
出演:カン・ドンウォン、キム・ウィソン、キム・ソンギュン
   キム・デミョン、ハン・ヒョジュ、ユン・ゲサン
於:シネマート新宿

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