CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-264「見えない目撃者」(日本)

2019年11月02日 16時14分29秒 | 日本映画
途中でズームアップしているんだ
 警察官として将来を嘱望されながら、自ら事故を起こして同乗していた弟を亡くし、自身も視力を失い、警察官の道を絶たれた浜中なつめ。3年たった今も、深い心の傷を抱え、立ち直れずにいた。
 そんなある夜、なつめは車の接触事故に遭遇し、慌てて立ち去る車の中から助けを求める少女の声を耳にする。そのことを警察に伝えるも、真剣に聞き入れてはもらえなかった。
 それでも誘拐事件を確信するなつめは、現場に居合わせたもう一人の目撃者である高校生・国崎春馬を見つけ出し、警察で証言してもらおうとするのだったが。(「allcinema」より)


 韓国映画「ブラインド」を、中国でリメイクした「見えない目撃者」
 そして更に日本でリメイクしたのが本作。

 交通事故によって弟を失い、自らも視力を失い、警察官の道を絶たれた浜中なつめ。

 ある夜遭遇した接触事故から誘拐事件を推測し、同じく目撃者と思われる高校生、国崎春馬と共に独自に調査する。

 やがてそれは大きな事件へと発展し、なつめと春馬の命も脅かされることとなる。

 
 目が見えなくとも、警察官を目指して優秀であった洞察力を発揮して、事件を推理していくなつめ。

 警察は最初、盲目であり、更に精神病院にも通院しているなつめの証言の信憑性を疑っていたが、的確な推理と明らかになる真実から警察も捜査を進めることになる。

 警察官を目指したとはいえ、一般人であるなつめと春馬が捜査をするということにやや違和感を覚えなくもないが、その後の凄惨な展開にも意外なところがあったな。

 オリジナルが韓国映画ということにも一因があるのかなという感じがする。

 そして、その殺人描写や遺体の凄惨さにもそれが影響しているのかな。

 事件の内容が明らかになり、動機も明らかになっていくが、その動機もややとっつきにくいものだったな。

 しかし、本当の動機はただ人を殺してみたいということのようであった。

 意外な展開となってからのクライマックス。
 更なる狂気の様相を見せる犯人対し、なつみは誘拐された女子高生を助け出し、犯人を捕らえることが出来るのか。

 話の展開からなつみと春馬が置かれる危機的な状況に緊張感を煽られ、先行きが気になるサスペンスであった。

/5

監督:森淳一
出演:吉岡里帆、高杉真宙、大倉孝二、浅香航大、酒向芳、松大航也
   國村隼、渡辺大知、栁俊太郎、松田美由紀、田口トモロヲ
於:新宿バルト9

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