CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-034「ディストピア 2043 未知なる能力」(カナダ・ニュージーランド)

2022年02月06日 09時23分01秒 | カナダ映画
きっと守護者が、いつか我々を導いてくれる
 世界戦争終焉後の2043年。軍事政権が支配する北アメリカでは、人々は権利を奪われ、子どもたちは5歳になると国家の所有物とされた。
 娘を連れ去られた先住民族クリー族の女性は自警団の地下組織に身を投じ、子どもたちが集められているアカデミーに潜入する。(「作品資料」より)


 世界戦争終結後の荒廃した近未来を舞台にしたSFアクション。

 先住民族クリー族の女性、ニスカは娘を連れて、国家に見つからないように暮らしている。

 どうやら未成年者は強制的に国家のアカデミーに入れられる様子。

 それを逃れるためにニスカは密かに暮らしてきたが、娘が充分に食糧や医療を与えられることを考え、国家に引き渡すことを決意する。

 しかし、その後先住民族たちのコミューンに辿り着くと、国家アカデミーに連れ去られた子供たちは洗脳され、自分の親も判らなくなることを聞かされる。

 ニスカは、先住民の子供たちを安全な場所へ連れていくことと引き換えに、自分の娘をアカデミーから脱出させることを手伝ってもらう。

 先住民族の間で伝説となっている、守護者だと目され、子供たちを託されるニスカ。

 スリリングな話の展開ではあるのだが、全体的にはゆったりとした雰囲気で話が展開し、ちょっと眠気を誘う雰囲気もあったな。

 ドローンが、常時襲来して、監視、捜索してきて、人々を恐れさせる。

 このドローンを最後は鳥と見立てるというところで、命を賭した決戦の場面で驚きの展開となる。

 ニスカの娘は、母親に捨てられたと感じており、しかも国家に忠誠を尽くそうと、洗脳されたように感じる。

 果たして、ニスカの救出劇は実を結ぶのか。
 ニスカは救世主として、先住民族たちを護り、導くことが出来るのか。

 眠気を誘う雰囲気はあったが、希望を見出す話としては、王道的ながら興味惹かれる話であった。

/5

監督:ダニス・グーレ
出演:エル=マイヤ・テイルフェザーズ、ブルックリン・レテクシエ・ハート
   アマンダ・プラマー、アレックス・タラント
   ショーン・サイポス、バイオレット・ネルソン、ゲイル・モーリス
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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